2008年6月23日

7・13関西新空港闘争へ 三里塚とともに勝利しよう

週刊『前進』06頁(2348号4面2)(2008/06/23)

7・13関西新空港闘争へ
 三里塚とともに勝利しよう

 7・13関西新空港闘争への参加が呼びかけられている。大結集をかちとろう!(編集局)

 第1章 ご案内

 闘う仲間のみなさん、7・13関西新空港反対全国集会への結集を呼びかけます。
 7月洞爺湖サミット決戦に勝利して7・13関西新空港闘争を爆発させましょう。
 7・13闘争は関空闘争の新たな出発となります。国は昨年8月2日関空2期開港を強行しましたが破綻(はたん)しています。便数は増えず、2期滑走路は着陸のみ、赤字も増え続け、倒産の危機です。これを取り繕うために関空会社は昨年6月「2期計画案」で貨物空港化に重点を移す「国際貨物ハブ空港」構想を発表しました。これは「アジアゲートウェイ」戦略の一環であり、関空をアジア侵略の拠点空港に位置づける戦略です。すでに日米両政府は朝鮮侵略戦争を行うための「作戦計画5055」に合意し、昨春から現地調査を始め、秋には完成しているはずですが、軍事機密扱いで隠しています。関空、成田など民間空港・港湾を米軍優先で軍事使用することが核心になっています。このように関空の軍事空港化攻撃が加速しています。
 また国は昨年末、関空連絡橋を国有化する方針を決定しました。これは国が連絡橋を管理し、いつでも閉鎖して軍事使用できるようにするための決定です。同時に国有化は、泉佐野市税収を8億円も激減させ財政危機を加速します。関空と地元の「共存共栄」がウソであり、関空を生かすために、いつでも地元を犠牲にすると宣言したのです。あわてた新田谷市長は、過去2年分の減免を取り消す決定をして関空会社に通知しました。関空会社、国は譲歩どころか対決姿勢です。国に対して一度も対決したことがない市長は誰からも信用されていません。結局事態は、関空と住民、労働者民衆が非和解であることを明らかにしました。つまり闘えるのは、われわれ住民、労働者しかいないということです。断固闘いましょう。
 他方で橋下大阪府知事は、関空会社に出資金と貸付金で合計約1400億円も出しながら、それは隠して、職員の賃下げ、福祉・教育予算の削減攻撃をやろうとしています。労働組合をつぶし、軍事空港にするために労働者民衆を犠牲にする攻撃です。橋下知事に対して多くの労働者民衆が怒っています。これらの労働者民衆と共に関西新空港闘争を爆発させるときです。
 7・13闘争を三里塚、沖縄、動労千葉、学生など闘う人民と共に闘いましょう。7月洞爺湖サミット決戦は激烈に始まっています。サミットは、世界の大強盗が集まる会議です。世界中で反対する闘いが始まっています。法政大学では、サミットに反対して学内デモしていた学生たちを5月28日に5名、29日に33名を逮捕するという前代未聞の大弾圧がありました。これはサミット粉砕闘争に恐怖した国家権力による大弾圧です。
 世界中で労働者民衆の決起が始まっています。世界恐慌が現実化する中で世界中でストライキ、暴動が起こっています。アメリカ、韓国、ドイツ、フランス、イラク、エジプトなど全世界に闘いが広がっています。日本では動労千葉がストライキに起ち上がりました。ライフサイクルによる不当配転を阻止しています。労働者民衆が起ち上がる情勢をつくりだしています。「ワーキングプア」が急増し、『蟹工船』が爆発的に読まれ、青年労働者が「生きさせろ!」と立ち上がっています。これらの闘いが関西新空港闘争とつながっています。労働者民衆と共に闘いましょう。
 三里塚闘争に勝利しよう! 42年間「空港反対」を掲げて国家権力と真っ向から対決してきた三里塚反対同盟を支援して勝利するときです。「暫定開港30周年キャンペーン」、北延伸のための新誘導路工事など、日々攻撃が強まっています。市東孝雄さんの耕作地を「農地法」で奪う攻撃、天神峰現闘本部裁判闘争も本番を迎えています。反対同盟と共に闘いに起ち上がることを訴えます。
 そこで左記の要領で集会を開催しますので、ぜひとも多くのみなさんの参加をお願いします。
2008年6月
大阪湾岸住民4団体(泉州・淡路・明石・東灘)
関西反戦共同行動委員会