2008年6月23日

今こそ団結してストを 労働者に権力よこせ! 関西労組交流センタービラ

週刊『前進』06頁(2348号4面3)(2008/06/23)

今こそ団結してストを
 労働者に権力よこせ!
 関西労組交流センタービラ

 第1章 資本家のための財政など破綻してしまえ

 橋下よ、労働者をなめるのもいい加減にしろ!「労働者がさぼったせいで赤字になった」——ふざけんな! 資本家どもがよってたかって府の財政を食い物にしてつくりだしたのが5兆円の赤字じゃないか。
 「破綻」だの「破産」だのと言っているが、これまで以上に府財政にたかり、食い物にしようとしているのが資本家であり、橋下だ。それが破綻して困るのは資本家と政治家だけだ。しかも赤字さえも食い物にして、銀行など金融資本に毎日利子払いを続けている。これからも起債にたかるために「転落回避」をわめいているだけじゃないか。
 自治体労働者にとっても、民間労働者にとっても府財政や国家財政が破綻することは大歓迎だ。それで社会が運営できないというのなら労働者に権力をよこせ! この社会を実際に動かし、職場を回しているのは労働者だ。福祉も医療も教育も保育も、すべて労働者が担っている。資本家や政治家どもをぶっとばして社会を回していく力が労働者にはある。

 第2章 「大阪維新」の狙いは労働者の団結破壊だ

 橋下の「財政再建プログラム(PT案)」の最大の狙いは、公務員労働者の団結を破壊し、公務員労働者と民間労働者の団結を破壊することだ。「大阪府は民間なら破産会社。破産会社の社員がクビを切られるのは当然」「公務員はあまりに競争意識がなさすぎる」——こんな言い分を許せるか! 「民間労働者はすでに奴隷状態。お前ら公務員労働者もただちに奴隷になれ」——これが橋下の言いたいことだ。
 橋下に対して「よりよい財政再建」を対置している今の労組執行部(府労連も府労組連も一緒だ)は、この団結破壊に手を貸している。これまで約11年間、「財政改革」に手を貸して、査定給導入や労働条件改悪、独身寮廃止などを現場に飲ませてきたのは執行部じゃないか。これ以上だまされてたまるか!

 第3章 ストライキで団結し橋下なんか倒そう!

 橋下は、資本家と一緒で労働者の団結を死ぬほど恐れている。だから資本家の意を受けて、すべての公務員労働者に攻撃の矛先を向けているにすぎないんだ。
 この橋下に対してもっとも威力ある闘いがストライキだ。ストライキこそあらゆる競争と分断攻撃をはね返し、現場に本物の団結を生み出すことができる。処分や弾圧、大いに結構! それをはね返して闘う中で、民間労働者や全世界の労働者との団結をつくりだすことができる。執行部の制動をぶち破ってストライキで闘い、世界とつながろう!

 第4章 世界は革命情勢だ!サミット粉砕しよう

 労働者はそもそも全世界ひとつの存在だ。県境も国境も関係ない。正規も非正規も関係ない。公務員も民間も関係ない。あらゆる壁を取り払って団結し、一つの敵である資本家に立ち向かっていったとき、この腐りきった社会をひっくり返すことができる。
 そして今、全世界でその闘いが始まっている。帝国主義による新自由主義攻撃に対して、労働者の怒りがストライキやデモ、食糧暴動となってたたきつけられている。凶暴に見える新自由主義攻撃も、実はこの資本主義社会がもうグラグラでやっていけないことのあらわれだ。資本家の時代はもう終わりだ。これからの時代を決めるのは労働者だ。未来は労働者の団結の中にある。
 全世界に戦争の火をつけ、飢餓や環境破壊、医療や年金の崩壊、ワーキングプアや民営化攻撃をつくり出している元凶=サミットを粉砕しよう。新自由主義の権化である橋下をぶっとばし、6月29日、東京・代々木公園に集まろう。