2008年7月21日

サミット粉砕!7・6札幌集会 北海道現地の労働者の発言(要旨)

週刊『前進』06頁(2352号2面2)(2008/07/21)

サミット粉砕!7・6札幌集会
 革命をなしとげる時が来た!動労千葉のように職場で闘う
 北海道現地の労働者の発言(要旨)

 7月6日に開かれた「サミット粉砕!全国労働者総決起集会」(前号既報)での、北海道の労働者の発言を紹介します。(編集局)

 第1章 ●基調報告 団結し新たな一歩踏み出す 北海道労組交流センター事務局長

 労働者の団結した力で帝国主義打倒の社会主義革命をなしとげることだけが、私たち労働者と全世界人民に解放の明かりをもたらす唯一の道だ。ついにその時が来たんだ、とはっきりさせるのが今日の闘いです。北海道の労働者も、私たち自身が団結して新たな一歩を踏み出すものとして、積極的にこのサミット粉砕闘争を迎えました。
 政府は「サミットを利用し、観光や国際会議誘致などで北海道は生きていけ」と無責任なことを言っています。その観光が破産して、いま夕張はどうなっているのか。核施設や演習場の誘致しか生きる道がないところに追い込まれています。北海道を道州制導入の実験場にし、最後は核や戦争に協力して生き延びろ、帝国主義の奴隷になって生きていけというのか。冗談じゃない!
 資本と労働者とは絶対に非和解だ、労働運動の力で革命をやって労働者は生きるんだ——これをはっきりさせることが必要です。団結を総括軸にすえた闘いを始め、手応えを感じ始めています。この道こそ革命への突撃路だという確信にあふれています。この道をまっしぐらに突き進みたい。

 第2章 ●特別報告 労働者の手に世界獲得する 交運グループ共闘会議 Sさん

 私はタクシー労働者です。1993年ごろを頂点にして利用者が減り、運賃を値上げしても売り上げが上がらない状況が続きました。利用者が減ってるんだから台数を減らすのが普通です。しかしタクシー自由化・規制緩和を前に経営がやったことは、台数を増やし、労働者に労働強化・競争を強制することでした。
 小手先の闘いでは絶対に対応できない。経営がやってきたことは「労働者に死ね」という攻撃だから、私たちはそういう提案を絶対に認めるわけにいかない。”労働者は団結して闘って生き抜くんだ”と闘ってきました。私たちは7年間、会社の提案について協約を結んでいません。労働委員会、裁判闘争を闘うとともに、3労組が呼びかける11月集会陣形に結集し、闘う労働組合の全国ネットワークの一翼を担う闘いを続けてきました。
 こういう団結をつくることでしかG8サミットは粉砕できない。帝国主義は打倒できない。昨日(5日の社共共闘)の集会のように何らかの政策対置じゃなく、あいつらに取って代わって世界を労働者の手に獲得するんだ。私自身、そういう決意を職場闘争を闘うことをとおして固めていきたいと思います。

 第3章 ●青年労働者の決意

 第1節 “隣の仲間”に闘い呼びかけ

 私は全道庁(自治労全北海道庁労働組合)の組合員です。隣の仲間との団結が大事だということで、ビラを手渡し、サミット粉砕の闘いに立ち上がろうと呼びかけてきました。職場では、成果給・能力給というとんでもない団結破壊の攻撃がかけられようとしています。絶対に許すことはできません。動労千葉のような闘いを自分の職場でもつくっていきたい。今日の闘いを職場の仲間に報告できるよう頑張る。

 第2節 労働者の分断動員許せない

 私はサミット会場のそばで働いています。昼夜をとわず検問が行われ、朝出勤するまでに3回も検問される状況です。「サミット期間中は外出を自粛していくれ」とか住民のことをなんだと思っているんだ! まったく怒りしかありません。
 私の職場でも連日、パトロールに駆り出され、休みの日にはボランティアで職員を動員しています。労働者を分断し、互いに監視させサミットに動員しようという攻撃は絶対に許せない。