2008年7月21日

ワーカーズアクション実行委 サミット闘争に勝利宣言

週刊『前進』06頁(2352号3面4)(2008/07/21)

ワーカーズアクション実行委員会 サミット闘争に勝利宣言
 “もう1人の自分を獲得したい”

 12日、ワーカーズアクション実行委員会のサミット粉砕闘争の総括会議が開かれ、サミット粉砕の完全勝利を宣言した。
 「サミットで何一つ『対応策』も『展望』も示せない帝国主義に対して、5・28〜29法大闘争、6・29実力デモで『団結した労働者は必ず勝てる』と労働者の生きる道を示したことが勝利だ」と実行委員会事務局は提起した。
 さらに織田陽介全学連委員長は、「最も困難な職場・キャンパスで勝負してきた。路線の勝利だ」とはっきりさせた。全逓労働者も「労働者集会としてかちとったサミット粉砕闘争だった。資本・当局と非和解で職場で総決起し、総団結して闘ったことが勝利」と言い切った。

 第1章 デモで団結

 職場・キャンパスの闘いを体現したものこそ6・29渋谷大デモだ。電機労働者は「権力の弾圧もものともせず闘った。それだけですでに勝っている」と確信を語り、全逓労働者は「あのデモのなかに渋谷の労働者と合流するんだという気迫があった。ゼッケンがはずれても団結したスクラムデモが街行く人をひきつけた」と話す。名前も知らない隣の労働者ともスクラムを組んだ。「知らない人も労働者として手をつないでいける」と実感した運輸労働者。団結のみを武器にしたスクラムデモ。この団結とは「どんな犠牲も恐れず資本や権力と闘い抜き、革命まで闘う労働者の団結」(事務局提起)だ。5・29決起の学生A君も「獄中では6・29の闘う姿に元気づけられた。団結を感じることで闘えた。団結に生きたい」と明るく決意を表明。獄壁をも越えて、デモで団結したのだ。

 第2章 確信を深め

 6・29を闘い抜き、自分たちの闘いに自信と確信を深めたことが、仲間との団結の欲求となった。職場闘争が画然と発展している。全逓労働者は「6・29をやりきって、『民営郵政打倒、資本はつぶれてもいい、という労働運動をやろう』と職場で主流派として言い切れるようになった」。初めて職場会議を持つことができた派遣労働者。医療労働者Bさんは、職場の仲間と6・29報告会を開くことが決まった。「社前闘争をやりたい」という民間労働者は、最近、組合を結成するに至る。デモの団結が職場に拡大している。
 なぜ、このデモが実現できたのか。それは5・28〜29法大闘争のように、仲間との団結にかけきり資本・権力と非和解で闘えば勝てると確信を持って決起したからだ。学生A君は「団結があれば逮捕なんてまったく怖くない」と確信をもって語る。
 医療労働者Cさんも「経営なんかつぶれてもいい闘いで弾圧を団結拡大のチャンスにしてきた」と指摘する。自分が闘うことに今一歩踏みだせない仲間が、弾圧の当該になった瞬間に怒りを燃やし闘う主体へと変わった。「街頭でも職場でも、徹底的に資本・権力とぶつかることが人を一番獲得し、“確信犯”としていく」と総括した。

 第3章 11月1万人へ

 組織し、組織し、組織しぬこう! 全逓労働者は「初参加者もデモで同志になっちゃう。あの瞬間、組織したい」と思い、直ちに革命家になろうと呼びかけた。「資本と絶対非和解で仲間を裏切らないで闘い抜けば、必ず隣の学生・労働者は仲間になる。私たちの隊列を2倍、3倍にしよう。もう1人の自分を獲得しよう。11月1万人集会へ夏秋を闘おう」。事務局の総括提起に会場全体が拍手で応えた。