2008年9月22日

星野同志から全学連大会へ 全学連と星野闘争は一つ

週刊『前進』06頁(2360号6面3)(2008/09/22)

星野同志から全学連大会へ
 闘う勇気と展望を与える 全学連と星野闘争は一つ

 全学連大会に寄せられた星野文昭同志のアピールを掲載します。星野同志は高崎経済大学出身、71年11・14沖縄返還協定批准阻止・渋谷暴動闘争を闘い、デッチあげ殺人罪で無期懲役刑とされ、獄中34年目に突入している。今こそ、無実の星野同志を取り戻そう。(編集局)
 70年闘争をこえた法大闘争によって、全労働者・人民にこの時代を闘う勇気と展望を示している、獄中をはじめとした全学連の仲間への熱い連帯の思いを送ります。
 法大闘争をはじめとした全学連の闘いは、新自由主義の大破産としての大恐慌・インフレ・大失業・生活破壊と戦争の状況の中、食べさせろ、生きさせろとスト・デモ・暴動に立ちあがる全世界の労働者・人民の怒りと闘いとつながり、その闘いに勇気と展望を与えるものです。今、すべての労働者・人民に新自由主義の奴隷になることを強い、あらゆる攻撃が襲いかかっています。その中で、その先駆けの国鉄分割・民営化に対して、全員解雇を恐れず闘い、仲間を裏切らない団結をかちとることで打ち破り、今日の日本と世界の労働者・人民に闘う勇気と展望を与えている動労千葉と共に、その勇気と力を与えているのが法大・全学連の闘いです。
 安い使い捨ての労働力商品として、また戦争の担い手として新自由主義の奴隷になることを強いる新自由主義大学に対して、人間として、労働者としての誇りと力を取り戻し、磨いて、プロレタリアート自己解放=人間解放の主体となる法大・全学連の闘いは、今日、未来への展望を求める日本と世界の労働者・人民の怒り・苦闘とつながり、勇気と展望を与え、共に決起をかちとるものです。
 そしてそれは、青年労働者・学生を先頭とした資本主義の打倒とプロレタリアート自己解放・人間解放に実践的に挑戦する今日の私たちのみが牽引(けんいん)するものです。
 今、時代は、労働者・人民を食べさせることも生きさせることもできなくなっている。資本主義の命脈は尽きている。社会のすべてを生み出している労働者こそ社会の主人公として登場すべき時だ。資本家権力を打倒し、すべての生産手段を奪い返し、社会有とし、私的所有によって成り立つ階級社会とあらゆる支配・抑圧にピリオドを打ち、支配・抑圧に代わって、その人間的共同性によって社会的生産・生活活動のすべてを一人の例外もなく補い合い、助け合って人間らしく生きるものとして組織していく、その力を労働者階級はもっている。共に闘う人民はもっている。
 権力・現実に屈服せず、この力を私たちが確信した時、一握りの資本家が、あらゆる犠牲を労働者に集中し、人民に及ぼしている、それに屈した体制内派が支えている現実に怒り、絶対に許さないという闘いを貫くことができる。
 それらとのあらゆる闘いを、人間性・人間的共同性・自己解放性・人間解放の力を取り戻し勝ち取るものとして闘い、そうして権力・現実への屈服とそれによる奴隷的なイデオロギー・価値観などをのりこえて資本・権力を打倒し、一人の例外もなく補い助け合って人間らしく生きられる社会を実現していく本物の力を獲得していく。それが私たちが今挑戦している闘いだ。
 そして、それはすべてを奪おうとする星野無期を粉砕して、すべてを奪い返そうという星野闘争と一つだ。
 70年と今日の闘いを圧殺するために、無実の私に無期を強いる、これを絶対に許さないという怒りと闘いが、私たちが今挑戦している闘いを支える力になるのだ。共に一つに闘いましょう。
 (徳島刑務所在監)