2008年10月27日

“4者・4団体路線の粉砕へ” 各地で決起集会 青年先頭に

週刊『前進』06頁(2365号5面2)(2008/10/27)

“4者・4団体路線の粉砕へ”
 各地で決起集会
 青年先頭に11月へ熱気

 4者・4団体の裏切りに怒り、各地で11・2へ向けた集会が開かれた。

 第1章 山陰から2倍の決起を!/米子

 10月12日、米子市内で「団結!団結!団結! 山陰労働者集会」が開催され十数人の仲間が結集した。11・2全国労働者集会1万人実現へ、山陰からも2倍決起をかちとる決意を固め合った。
 国労米子支部執行委員の鷲見貢さんが司会を務め、冒頭、広島のゆうメイトの仲間のストライキ闘争のビデオを上映した。この間広島の労働学校で学んできた国労米子の仲間が、「世界金融大恐慌と労働者階級」と題してレポートを行った。
 続いて、国労5・27臨大闘争弾圧被告団長で国労近畿地方本部兵庫保線分会の富田益行さんが「世界は革命情勢! 労働者に権力をよこせ!
11・2労働者集会1万人決起へ!」とアピール。
 そして、10月18日に米子で4者・4団体派の山陰集会が開かれることに対し、山陰労働者集会の名において徹底弾劾することを決議した。
 18日当日、闘う労働者は4者・4団体派の集会に登場し、動労千葉の声明「国鉄1047名闘争の『政治解決』について」と11・2労働者集会のビラをくまなく配布した。

 第2章 体制内に代わり俺がやる/新潟

 10月19日、「国鉄1047名解雇撤回! 民営化絶対反対! 10・19新潟集会」が開かれた。
 動労千葉の川崎昌浩さんが講演し、「金融大恐慌が始まった。こういう時代こそ労働組合の真価が問われる」と訴え、1047名闘争を「賞味期限切れ」などという4者・4団体を徹底的に弾劾した。また「動労千葉が連絡会から出て行った」とのデマを批判した。
 基調報告を国労共闘の仲間が行い、前日の地本大会での執行部との大激論を報告した。さらに新潟で4者・4団体路線を推進する新社会党委員長が「10・24集会が幕引き集会。いずれにせよ来年3月に高裁判決で最後の国鉄集会になる」と発言したことを暴露。しまいに国労副委員長は「地域でいかに連合とやれるか」と連合合流にまで言及。絶対に許せない!
 リレートークでは、 「元気の出ない集会に労働者は行きたくない。11・2に全員で行こう」 「国鉄分割・民営化の時は小学生だったが、解雇撤回の原則が重要とわかった」「今度組合代議員選挙に出る。体制内執行部に代わって俺がやる。ランク&ファイルだ」と青年を先頭に決意表明が相次いだ。
 集会後、ただちにJR新潟駅前で街宣に決起。賛同署名も集まった。

 第3章 富田さん講演に会場沸く/東海

 10月19日、「東海総決起集会」が、ス労自主、愛知労組交流センター、東海合同労組の呼びかけで、愛知・三重・岐阜の労働者28人が結集し開催された。
 開始前に名古屋の副都心、金山駅で街頭宣伝を行い、11・2への大結集を力強く訴えた。
 集会は昨年の11月集会のビデオ上映で始まり、動労千葉の田中康宏委員長からのメッセージが紹介された。
 国労5・27臨大闘争弾圧被告団長の富田さんが講演を行い、「4者・4団体は労働者の絶望を組織する運動です。11・2集会の1万人結集が決定的だ。職場では、尼崎事故の魔のカーブ問題を追及して闘っています。国労バッジ労働委員会闘争では5・27被告の橘日出夫さんが全面勝利命令をかちとりました」との訴えに会場が沸いた。
 呼びかけ3団体からの11月総力決起の発言に続き、岐阜や三重からも、11・29PAC3岐阜配備反対集会への結集や、合同労組建設で青年労働者の獲得を、との訴えが行われた。最後に、青年労働者が集会アピールを読み上げ、元気よく団結ガンバローを行い、11・2集会への総決起を誓い合った。