2008年12月 1日

婦民全国協 関西ブロック総会 階級的団結路線で新たな出発

週刊『前進』08頁(2370号6面2)(2008/12/01)

婦民全国協 関西ブロック総会 大成功
 階級的団結路線で新たな出発

 婦人民主クラブ全国協議会関西ブロック総会が11月23日、102人の結集で大成功した。8月の全国総会で塩川一派の脱落・逃亡を徹底弾劾し、婦民全国協の路線「女性の解放は労働者階級の解放の中にある」を確立し、闘い取った地平を引き継ぎ、関西ブロックの新たな出発がここに圧倒的にかちとられた。
 共闘あいさつの最初は、部落解放同盟全国連西郡支部。2月に供託差し押さえで貯金通帳も全部とられたが「絶対反対」を貫き自信がついたとの報告。「なんでもやる」の決意に会場全体が鼓舞激励された。
 続いて国労5・27臨大闘争弾圧被告家族の会。旧弁護団の解任や松崎被告との分離裁判をとおして、4者4団体の奴隷の屈服路線か解雇撤回を貫くのかが問われた。「有罪、来るなら来い」と解放的に階級裁判として闘っている。動労千葉の田中康宏委員長、法大弾圧被告の後藤玲子さんのアピールが代読された。
 関西ブロック代表の山本美知子さんが基調報告を行った。
 第一に、情勢認識の重要さを確認した。全世界で労働者のストライキが爆発。日本でも派遣労働者が闘いを始めた。森精機のスト決行をどう見るのか。資本主義は終わり、革命が実現できる情勢が来ていることを真っ向から提起した。
 第二に、婦民全国協の進む道を綱領、路線と原点から〈階級的労働運動路線を貫く女性解放闘争>として打ち立てた。核心は〈女性の解放は、労働者の解放の中にある>という路線を実践することをとおして団結することだ。
 婦民全国協の原点である1984年の本部派との分離・独立は、国鉄分割・民営化絶対反対の闘いを貫き、だからこそ「男女雇用機会均等法」攻撃に対しても「絶対反対」と「階級的団結」を対置して闘った。それは動労千葉や三里塚、北富士との共闘の中で深めていった。婦民全国協は、女性労働者、家族を始め、あらゆる女性の階級的結集軸=〈革命の主体>である。
 第三に、関西ブロックの新たな出発にあたり、この1年の塩川一派=脱会派との激突・分岐が〈革命と女性解放闘争をめぐる路線選択>であり、婦民全国協としての路線と原点・原則を守り抜いた勝利としてはっきりさせた。
 西村綾子代表が「年齢・階層をこえて団結し、地域ソビエトの核となるものであり、関西での実践がその一歩を踏み出した」と熱い訴え。
 フリートークでは、大阪北支部、大阪南支部、神戸支部、京滋読者会、八尾読者会、泉州会員が「革命をめざし、労働者階級とともに婦民全国協を一から作り直す」と決意を示した。
 労働組合大会で塩川一派と激突して、組合を二分する闘いをやり抜いた高槻医療労組団結速報グループが決意表明。「労働者は経営と非和解であり、革命をめざす労働者の組合をつくる」と語った。派遣労働者のストライキに決起した関西合同労組大阪東部支部技能育成センター分会は、全国の派遣労働者の先頭に立ち、第2波ストに決起すると語った。
 民営化反対を貫いて闘う八尾北労組、関西労組交流センター女性部、関合労かねひろ分会などの決意表明が行われた。
 星野文昭さんの奪還や来年の3・6橋下打倒闘争の訴えに続き、団結ガンバローとインターナショナルで全員の決意は最高に固まった。婦民全国協を戦線主義や血債主義に歪めてきた歴史を主体的にのりこえ、「労働者階級の解放だけでは女性は解放されない」として、革命と労働者階級への絶望と不信を組織する腐った思想と決別し、階級的労働運動の白熱的実践で進撃しよう。
 (投稿/斉藤理絵子)