2008年12月 8日

「派遣」大量解雇に怒り 日比谷集会 森精機ストに共感

週刊『前進』06頁(2371号1面2)(2008/12/08)

「派遣」大量解雇に怒り
 日比谷集会 森精機ストライキに共感

 「派遣社員はモノじゃない!」「こんな働き方をなくすまで闘う!」「次の仕事を保障しろ!寮から追い出すな!」
 「派遣法の抜本改正をめざす12・4日比谷集会」(実行委員会主催)に2000人を超える労働者が集まった。”派遣切り”と言われる非正規雇用労働者への大量解雇攻撃に激しい怒りが爆発した。
 自動車・電機を始め、あらゆる産業で派遣労働者や期間社員に対する首切りの嵐が吹き荒れている。その数は「数万人」と報道されているが、すでに十万人、数十万人にのぼることは間違いない。
 集会には10〜11月過程で一方的に首を切られ、次々と労組を結成して闘いを開始している派遣労働者が全国から集まった。「現場の仲間の声」のコーナーでは「いきなり『今日で終わり』と言われた。許せない」「昨日、組合を結成したばかり」「直接雇用を認めさせるまでがんばる」と怒りの発言が続いた。集会後、参加者は国会請願デモを行った。
 動労千葉を先頭とする”11月集会派”は、数百人の大隊列で参加し、「派遣法は世の中からなくせ!」「ストライキで闘おう!」と闘いを力強く牽引(けんいん)した。
 また、ひときわ輝きを放ったのが、トヨタ資本とも激突して闘う関西の森精機の派遣労働者だ。結集する労働者に2波のストライキの熱い息吹を伝えるビラをまき、「非正規職撤廃! ”生きさせろ!”の叫びをゼネストへ」と熱烈に訴えた。スト支持の団結署名とカンパが続々と寄せられた。
 動労千葉の田中康宏委員長は総括集会で、「今日の闘いは、年末年始から春にむけた”派遣法を粉砕して生き抜いてやる!”という壮大な闘いの出発点だ。09春闘の爆発にむけて団結して闘おう」と提起して、この日の闘いを締めくくった。