2008年12月 8日

動労千葉など ハイテック支援 来日の韓国労働者と

週刊『前進』06頁(2371号2面3)(2008/12/08)

動労千葉など ハイテック争議支援
 来日の韓国労働者と合流

 02年から7年間、激烈な長期争議を闘っている民主労総・金属労組ソウル支部ハイテックRCDコリア支会のチョンウンジュ副支会長とイヨンシン組織部長、民主労総ソウル本部のクォンスンファ組織局長の3人が11月28日(〜12月1日)、第2次日本遠征闘争のため来日した。
 11・2労働者集会参加の前後1週間にわたった第1次日本遠征闘争を引き継ぐ闘いであり、ハイテック資本の日本法人が出店している「ラジコンフェスタ2008」への宣伝戦、抗議行動を闘いぬくためだ。工場閉鎖−法人分離—整理解雇という新たな労組弾圧と闘いぬくハイテック闘争の勝利へ、国境を越えた連帯闘争が取り組まれた。
 11月29、30日、東京・江東区有明の東京ビッグサイト前で動労千葉、全国労組交流センターを中心に東京東部ユニオン、なんぶユニオン、東京西部ユニオン、福祉労働者連帯ユニオン、ちば合同労組や婦人民主クラブ全国協議会などが続々と結集し、ラジコンフェスタ参加者に支援の署名・カンパを呼びかけた。
 マイクを握ったチョンウンジュ副支会長は、「悪質な労働者弾圧、労働組合つぶしを続けているハイテック資本に対し、私たちは労働者として当然の闘いを行っています。私たちが職場に戻れるよう、日本の皆さんの支援をお願いします」と訴えた。日本の労働者も次々とリレートーク。「僕も大手派遣会社から解雇されましたが、絶対に納得できません。ハイテックの労働者とともに闘います」「派遣や有期契約の労働者だって人間だ! なんで真っ先に資本の犠牲にならなきゃならないんだ!」「世界の労働者と団結して『生きさせろ!ゼネスト』を」
 両日の街宣参加者はのべ100人にのぼり、「ハイテック資本は労組に対する不当労働行為を中止し、製造ラインの別法人化を中止し、組合員に対する整理解雇通告を撤回せよ」との要請署名は300筆、カンパは6万円を超えた。30日には、就職説明会に参加する青年・学生たちとの合流もかちとられるなど、闘うハイテック労働者への共感が寄せられた。今、街頭は労働者・学生の怒りに満ちている。
 30日午前には、ハイテックRCDコリア闘争支援連絡会議結成に向けた準備会議が開かれた。「単なる『支援』『応援団』であってはならない。真の国際連帯は日本帝国主義、自らの資本と非妥協的に闘いぬくこと、職場・産別・地域で闘いぬくことだ」と確認、「15万4千ボルトの高圧送電塔の上で高空籠城(ろうじょう)30日、ハンスト籠城20日を闘いぬき、新たな『闘争事業共同闘争戦線』構築のために再来日したハイテックの同志との共同戦線を形成しよう」と決意を固め合った。