2008年12月15日

71年沖縄闘争戦士、獄中34年 星野さんの11・29アピール 世界の闘い、星野闘争は一つ

週刊『前進』06頁(2372号5面1)(2008/12/15)

71年沖縄闘争戦士、獄中34年 星野文昭さんの11・29アピール
 世界の闘い、星野闘争は一つ 再審開始・無罪をかちとろう

 「星野文昭さんを自由に/第2次再審勝利へ/11・29全国集会」(前号既報)への星野文昭同志のアピールを紹介します。星野同志とともに09年、再審開始・無罪、星野奪還をかちとろう。(編集局)

 第1章 全世界の闘いに心が高鳴る

 今年の集会は、今こそ、労働者人民の手で人間らしく生きられる社会をつくろうという闘いが全世界で強まるなかで、それと一つに、その闘いを圧殺しようとする星野無期をこれ以上許すなの思いを共に固める集会にしたいと思います。
 今、誰もが肌で感じているように、世界金融恐慌が、実体経済に打撃を与え、世界大恐慌・大不況を進行させています。あらゆる犠牲が労働者人民に集中し、生きていけない状態がどんどん強まることに対して、全世界で労働者人民が怒り、社会を人間が人間らしく生きられる社会に変えようと立ち上がる、そうして人間史を本当に人間史に値するものにしていこうという、世界史の大きな転換点に、今、私たちは立っています。
 一方で、獄中・家族と労働者人民の未来を奪おうとする星野無期との闘いは、日々、生きるための闘いを通して、獄中・家族とすべての労働者人民の解放の未来を開く、その内実と力を蓄積してきた闘いです。日本と世界の労働者人民が、今、すべてを奪い尽くそうという新自由主義—恐慌・戦争と闘い、すべてを奪い返し人間的解放をかちとるために世の中を変えようとしている闘いと、星野の闘いが、今一つに重なり、一つに未来を開こうとしている。そのことを実感し、そこに展望を感じ、心が高鳴る思いです。
 そのことを、何より共有したいと思います。
 そして、その展望を破壊せず、本当にその展望を共有し、共に生き闘う、そこに、「獄中・家族を支え、その闘いに本当にこたえ共に勝利していく」という核心があると思います。星野の運動を発展させる担い方は、それぞれ多様なあり方があると思いますが、その担う責任の大きさに応じて、この核心があいまいさなく問われると思っています。本当にその展望を共にし共に闘っていくためには、これまでのあり方に安住せず、本物の変革と飛躍が問われる、そう思っています。
 その勝利の展望を、現実の勝利にしていくためには、私と暁子、獄中・家族にとって困難は山ほどありますが、その困難をのりこえることを通して、獲得するものの大きさ、豊かさに転化し闘っていきたいと思います。本集会において、その思いを共にし、権力・現実・困難さに屈せず、どこまでも自らと、獄中・家族、すべての労働者人民の力を信じ、それを解き放って、再審無罪・釈放と獄中・家族とすべての労働者人民の解放のために、新たな決意と体制が固められることを熱く期待しています。

 第1節 証拠の柱を失い確定 判決は崩壊している

 特別抗告棄却は許し難いですが、最高裁として私の当日の服装が薄青だと認めたことは、どれほど未練がましく、声とか後姿でも星野だと言っているから殴打していた人物は星野だと言おうとしても、当のKrが全供述・公判証言で一貫して言っていることが「きつね色上下の人物が殴っているのを見た」というものであり、これが絶対的に揺るぎないものである以上、その殴っていたきつね色上下の人物が、薄青の私ではない、という結論しかなく、最高裁は再審を決定すべきだったのです。確定判決は、既に自らデモ隊の現場滞留が1分以内であることを認めることによって、全供述の柱であり、供述通りなら「攻撃」が1分をはるかに越えてしまうOt供述を証拠として失っています。そして今回、私が殴打していたという供述の柱、Kr供述を失ったのです。私が当日のリーダーだったがゆえに、その任務を離れて、離れた場所の殴打や火炎びん投てき命令が絶対にないことをはじめ、さらに私の無実を明らかにする新証拠をたたみかけ、さらに全供述が誘導・強制によるもの、誘導・強制によってしか存在しえないものであることを明らかにする鑑定を突きつけて、確定判決を完全に崩壊させ、再審開始・無罪を絶対にかちとりましょう。それを力に一日も早い釈放をかちとりましょう。これまでを数十倍、数百倍する力でそれをかちとりましょう。

 第2章 無実を百も承知の無期攻撃

 権力は、私の無実を百も承知でした。青年学生を先頭にした70年闘争が、体制内指導部のクビキをうち破って、労働者自己解放=人間解放へ総決起したこと、また、民族解放闘争、沖縄闘争などと結合し決起したことが体制そのものを揺るがすものになったことを圧殺する、そのために無実を承知しながら強行したのが私への無期です。そしてそれは、70年を継承し大きく飛躍する今日の闘いそのものを圧殺しようとするものです。
 それは、すさまじい重圧と分断によって、生命も含めたすべてを奪おうとするものでした。それとの闘いは、生命も含めすべてを奪い返す、その内実と力を日々創造し蓄積することで日々生き、勝利するものでした。核心的には、重圧・分断に屈せずはね返し、獄内外が身を置き合い、自他の自己解放の思いと力を信頼し、その思いと力を一つに、獄中・家族とすべての労働者人民の解放をかちとるものとして闘い、その内実と力を蓄積することによって勝利してきました。だから、それは常に、動労千葉、沖縄、三里塚をはじめとした闘いとつながり、一体の闘いでした。
 そして、今日、世界大恐慌・大不況が進み、あらゆる犠牲が労働者人民に集中し、生きていけない状態がどんどん強まることに対して、全世界で労働者人民が怒り、社会を、人間が人間らしく生きられる社会に変えようと立ち上がる闘いと、私たちが闘って蓄積してきたことが一つに重なり、一つになっていることを実感しています。
今、資本主義の命脈が尽きている、それは誰もが実感すると言ってもいいのではないか。一握りの資本家階級が労働者を働かせ富を搾り取ってきた資本主義、70年代に行き詰まり、新自由主義とバブルによって、労働者・人民からあらゆるものを奪いつつ、強国間の争闘戦で生き延びようとしてきた資本主義は、今や、過剰資本・資金によってついに世界金融恐慌を爆発させ、公的資金(税金)を注入すればするほど、より巨大な破局、大恐慌—世界戦争を不可避とし、大失業、大幅賃下げ、大増税、大収奪、そして戦争の地獄を全世界の労働者・人民に強いる以外になくなっています。これに対して、体制内指導部のように、闘っても勝てないと言う人達がいます。しかしそれは、どこまでも資本・権力に屈服し、奴隷になり、血の一滴、生命のすべてを奪いとられるだけなのです。

 第3章 私達は無力な存在ではない

 今、はっきりさせなければならないのは、私達は、そんな無力な存在ではない、ということです。生産を担い、社会を動かし、資本家がいなくてもそれができるのが労働者です。資本・権力を打ち倒して、社会の主人公となって、生産手段を社会有とし、その私有によって成り立つ階級社会と、その下での人による人への支配・抑圧にピリオドを打つのが労働者です。社会的営みのすべてを、一人の例外もなく誰もが、自らの人間的なもの・力を解き放ち、補い合い、助け合って共同で、人間が人間らしく生きられるものにしていく、それが労働者です。それを実現する力を、労働者はもっており、共に闘う人民も、それを担う力をもっているのです。そして、私たちは、資本・権力への怒りを爆発させて立ち上がり、反撃し闘うことを通して、屈服的な奴隷的なあり方、考え方、分断、競争から解き放たれ、一つに団結したその力を取り戻し獲得していくのです。その実践、行動こそが問われているのだと思います。
 既に、全世界で、食べさせろ、生きさせろの闘いに、労働者人民が立ち上がっています。日本においても、先の11・2労働者集会によって、新自由主義を打ち破り、労働者自己解放=人間解放の勝利を開く動労千葉、3労組、日米韓連帯の闘いを圧倒的に発展させようという新たな闘いが開始されています。その闘いの中で、青年・学生を先頭に、星野のように闘おう、星野を取り戻そう、という声が広がっていることに、心からの一体感を感じています。

 第1節 職場・地域・街頭に闘う力をつくり出し

 獄中・家族と労働者人民のすべてを奪おうとすることに、すべてを奪い返そう、その解放をかちとっていこうという星野闘争は、今日のすべてを奪い尽くそうとする新自由主義をふりかざす資本・帝国主義を粉砕して、すべてを奪い返そう、解放をかちとろうとする闘いと真に一つです。
 職場で、地域で、街頭で、そして国境を越えて、私たちの団結と闘う力を圧倒的につくりだし、再審・釈放と、獄中・家族と、すべての労働者人民の解放のために、新たなる決意と体制を固め共に闘いましょう。
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