2009年1月 1日

賃金奴隷を拒否し学生の誇りをゼネストへ! 全学連新年獄中アピール

週刊『前進』12頁(2373号5面1)(2009/01/01)

賃金奴隷の道を拒否し学生の誇りをゼネストへ!
 新年獄中アピール

 東京拘置所在監の全学連の10同志から2009年新年アピールが寄せられた。富山大学・武藤淳範君の保釈奪還に続き、12月5日、法大弾圧の9人を保釈奪還! 残る10人の年内奪還へ、東京地裁前で街宣、保釈カンパ集めなど連日の奮闘が続いている。必ず全員を取り戻そう。(12月21日、編集局)

 第1章 5・28「暴行」デッチあげ

 第1節 獲得するのは全世界だ! 法政大学 新井 拓

 08年、労働者階級は決定的な勝利を実現した! この地平から09年を世界革命に向けた決定的な年にしよう。何よりも「生きさせろ!ゼネスト」を、この日本で実現しよう!
 まず「非正規切り」、内定取り消しに怒るすべての青年労働者・学生の皆さん! あらゆる職場・キャンパスで「絶対反対」を掲げて、ともにゼネストのリーダーとして立ち上がろう! あなたの怒りは私の怒り、全世界の労働者共通の怒りだ。連合を始めとした体制内勢力をぶっ飛ばし、すべての職場に怒りと団結、闘う労働組合を取り戻そう! 資本主義を倒し、共産主義社会を実現しよう!
 そして全国の学生諸君! 怒りは一つだ! 不当処分を粉砕し、法大を先頭に全国−全世界学生ゼネストをやろう! ドイツ学生の決起に続こう! 蹴落とし合いの社会反対! 一人の仲間も見捨てない! 法大当局のこれ以上の暴挙を絶対に許さない=全国大学の法大化阻止!
 獄内外貫いて、団結! われわれが獲得するのは全世界だ!(法大07年4・27弾圧裁判被告)

 第2節 獄壁をぶちやぶる団結拡大 法政大学 中島宏明

 裁判傍聴や保釈金カンパ、ありがとうございます!
 5・28〜29弾圧から7カ月、法大闘争はかつてない勝利を切り開いています。08年のみで43人逮捕、19人起訴という大弾圧を糧として、獄壁をぶちやぶる団結を強化・拡大しました。キャンパスの学友が屹立(きつりつ)し、あらゆる反動を跳ね返して闘いを飛躍的に前進させていることは勝利を決定的なものにしています。
 11・2集会の成功は、労働者階級の力に依拠するのか否かをかけた激しい路線闘争に勝ち抜く中で、世界革命勝利に向けた巨歩を踏み出しました。断固この道を突き進んでいこうではありませんか。
 大量解雇や就職内定取り消しに、青年労働者や学生の怒りは充満しています。法大闘争と11・2集会で切り開いた地平を一ミリたりとも譲ることなく、怒りをあますところなく組織して、今春ゼネストを打ち抜きましょう。私はこの歴史的闘いの先頭に立つ決意です!
(被退学処分者)

 第2章 7・24法大集会弾圧

 第1節 全学友はマル学同に入ろう 東北大学 内田晶理

 11・2が拓(ひら)いた新たなインターナショナルの地平に断然空気入ってます。万国の労働者の団結で一日も早く資本主義を打倒しよう!
 仲間と競わせ、死ぬほど働かせていらなくなったらクビ。人の上前で食ってる資本家のためにどうして労働者がボロくず扱いされなきゃならないのか。くずカゴ行きは資本家だ。
 京品ホテルのように、資本家などいなくても、団結した労働者は立派に社会を回せる。社会を変える力を持ってるんだ。
 今必要なのは、この当たり前の思想を青年・学生全体の希望にすることだ。資本への幻想や労働者への絶望をふりまく連中と対決し、動労千葉のような組合と党をでっかくつくるのが09年だ。
 法大闘争はその決定的環だ。学生を人間扱いしない当局・権力や当局派に一歩も引かず、一人の仲間も見捨てない団結をつくり出した08年。この仲間となら人生をかけられる。増田打倒、全国学生ゼネストもできる。まず学友は皆、マル学同に入ろう!(法大07年10・17弾圧裁判被告)

 第3章 5・29法大デモ弾圧

 第1節 怒りこそ革命の原動力だ 東北大学 田中藤男

 資本主義は完全に破産しています。労働者に対しあれほど「自己責任」とわめいていた資本家連中が、何ら自らを省みることもなく今度は「公的資金」というやはり労働者の血に群がっている。労働者には大量解雇を強いながらだ。どこまで醜悪で、恥知らずな連中か!!
 他方、階級としての誇りをかけて闘い抜き、11月2日、日比谷に結集した労働者の気高き姿。私も08年をとおし獄中でともに闘った19名、法大文連、全国学生……かけがえのない仲間を得ました。資本家に直ちに取って代わる力がここにあります!!
 法大決戦は、動労千葉に学び、怒りと闘う団結によってのみ展望を切り開いてきた闘いです。今、獄中であらためて自らの怒りこそ革命の原動力であり、怒りで団結した力は絶対に勝利すると確信を新たにしています。青年、学生は革共同に結集し、09年、ともに世界革命をやろう!!
 獄中への心温まるご支援、本当にありがとうございます。握手!!

 第2節 階級の組織化に燃やす執念 東北大学 中村真之

 文字どおりの血と汗と涙の実践が、私たちを階級の勝利性への揺るぎない確信へと近づけています。これがあれば、獄中ですら私たちは自由です。
 09年、ともに革命をたぐり寄せよう。資本主義の危機は、一切の曖昧(あいまい)さを許してはくれません。資本家の立場か、労働者階級の立場か。中間的あり方や「政治解決」「よりまし」などは巧妙な屈服です。問題は「血なまぐさき闘争かしからずんば無」として立てられています。
 私たちは、増田への幻想を断ち、サークル団体の御用本部と折りあっての安住をふり払ってこそ生みだされた文連の団結がある。団結のみに依拠するリーダーがいる。何より、あなたの怒りと存在と闘いがある。
 今やあらゆる職場・学園が第2、第3の法大となりえます。この時代に私たちの団結が応えうるかは、階級の組織化に燃やす革命への執念にかかっています。だから星野同志のように闘おう。増田体制を打倒するぞ! 法大闘争に勝利するぞ!

 第3節 21世紀革命の展望握りしめ 東北大学 本山隆介

 ”われわれには力がある。団結すれば腐った支配をひっくり返すことができる”——08年、法大で歴史的決戦を闘ってきた者に共通する実感だ。暴力支配と壊滅型弾圧をことごとく打ち砕いてきた法大決戦の地平を引っさげ、増田体制を打倒し、新自由主義大学粉砕の学生ゼネストへ躍り出よう!
 5・29戦闘は、文化連盟との団結にすべてをかけて打ち抜いた。仲間を信頼し、腹をくくった時に、どんな攻撃にも負けない団結を生み出すことができるのだ。
 今や、ブルジョア支配は末期的だ。法大裁判は、権力の脆弱(ぜいじゃく)性の露呈であり、その「立証」すらボロボロだ。完黙、団結、勝利感が敵を根底的に痛撃し、やつらはただ恐怖し逃げまどうのみである。われわれが再び階級闘争の大地に立つ時、法大当局は最期を迎えるであろう。支配階級よ、震え上がるがよい!
 11・2が切り開いた21世紀革命の展望を握りしめ、階級協調派を打倒し、階級的労働運動の前進で世界革命勝利へ突き進もう!

 第4節 正義を確信し大道進まん! 上智大学 坂野陽平

 『前進』読者の皆さん!
 まず憎め! 目の前の敵をまず憎め! 手を握れ! 目の前の仲間の手を握れ!
 5・29で、6・29で、11・2で「もっと力があれば!」の思いが皆の心の底からの叫びとなった! この思いをわれわれはより強力に、より鋭敏に、より激烈にしなければならない! そして自らを、組織を、団結を、鍛練し鍛練し鍛練しぬかなければならない!
 「パンをよこせ!」「平和をよこせ!」「生きさせろ!」——骰子(さい)は投げられた! 歴史はわれわれが圧倒的多数派になることを切望している! だからこそ私は、われわれが未だ潜在的多数派に甘んじている現実が何よりも悔しい!
 活動を始めて1年半。目の前でビラを捨てられ、嘲笑され、無視されながらも、日々唇をかみしめて闘い続けてきました。なぜなら私は団結と革命の虜(とりこ)だからです。そして戦争も、人間と人間性を低める一切の軛(くびき)をも廃絶できるマルクス主義と労働者階級の力に絶対の確信があるからです。
 敵のみならず自らを覆うヴェールも無慈悲に引きはがそう! 正義を確信し、真実を暴露し、勝利を奪取しよう! いざ、勝利の大道を進まん!

 第5節 最高の仲間と共に増田打倒 慶応大学 松室しをり

 08年は一言で言って、法大文連のメンバーを始めとするすべての仲間の闘いに完全に獲得された1年でした!! 闘いの中でつくりあげてきた理屈ぬきの一体感の前に、職場の壁も国境も獄壁も問題にならない。文字どおりすべての仲間の怒り・闘いが自らの怒り・闘いとして感じられ、限りなく力がわいてくる!
 資本主義がまさしく音を立てて瓦解(がかい)する情勢の中、苦闘も喜びもすべて共有する仲間とまさに路線で団結してきた文連の闘いの中にこそ真理があり、全世界を獲得する巨大な展望がある!
 すべての人がもつ無限の可能性を奪って「商品価値」に変えようとする増田や資本家にはもう、一人の仲間も渡さない!
 生存権までも奪い尽くそうともけっして奪えない本物の団結への絶対の確信、そして新たな歴史をつくる者のみが持ちうる限りない明るさをもって最高の仲間とともに迎える09年、増田打倒・ゼネスト貫徹を革命への情熱と執念で戦取しましょう!!
(小菅キャンパスにて)

 第6節 監獄大学粉砕のゼネストへ 弘前大学 金子悠太

 皆さん! 全世界の労働者階級とともに、プロレタリア革命勝利へ向けて、団結して立ち上がることこそが、最も人間らしい生き方だ!! このことを、すべての学生に訴えたい!
 「人間は差別にまみれている」「蹴落とし合い、競争こそ人間の本質」——こういう腐り切った人間観を打ち破り、「一人の仲間も見捨てない」という団結と、本物の人間性・人間的共同性を、私たちは取り戻してきた! それは、法大当局や公安・権力の暴力支配に腹の底から怒り、5・29法大戦闘、そして獄中闘争を闘い、僕自身がつかんだことです。
 われわれには、腹の底からの怒りがある! 法大当局の、闘う法大生への「退学処分」攻撃を絶対に許さない! 学生の団結が「罪」とされるような新自由主義大学・監獄大学を粉砕する学生ゼネストに立ち上がろう!
 「生きさせろ!」ゼネストを実現し、戦争と改憲に突き進む日本帝国主義を打倒しよう! 固く固く団結し、09年をともに闘いましょう!

 第7節 団結に革命の火種宿る時代 富山大学 仲井祐二

 今や帝国主義の時代は、世界金融大恐慌で完全に終わった。麻生政権に至ってはすでに「死に体」だ。新自由主義大学の増田法大総長も文連・全学連の団結、キャンパスと法大裁判が獄壁をぶち破って一体で前進し、完全に追いつめた。
 この世界金融大恐慌の時代は労働者・学生の「生きさせろ」という一人の怒りに、「一人の仲間も見捨てない」という団結に、革命の火種が宿る時代だ。
 職場、キャンパスで資本と非和解で闘う労働者・学生の怒り、生き方、その存在すべてが、革命になる。11月集会は日韓米の労働者が、世界革命を闘いとる歴史的画期的な国際連帯をつくりあげた。これは自分たちの闘いそのものだ。労働者の団結、自分たちの闘いの中に無限の力と世界を変える力がある。
 時代の主導権は労働者階級が完全に握っている。次は、権力だ。
 全国の皆さん! この偉大なロマンをともに闘おう! 増田体制打倒! 法大解放! 全世界の労働者と革命やろう。