2009年1月19日

“新たな歴史つくろう”田中委員長 09年団結旗開き

週刊『前進』06頁(2375号2面2)(2009/01/19)

“新たな歴史つくろう”
 田中委員長のあいさつ

 動労千葉は昨年末、厚労省にストライキの事前通知を行い、いつでもストライキに入れる態勢を整えて新年を迎えた。
 時代に食らいつく戦闘精神で09春闘に臨もう。いま起きていることは、資本主義社会が始まって以来の事態だ。こういう時代に労働組合はいかにあるべきなのか——ここにすべての問題が集約されていく。これまでの労働組合の“常識”を全部ひっくり返さないといけない。「労働者はニンジンをぶら下げないと闘わない」「原則、原則なんて言ってたら分裂する」「会社あっての労働組合」——労働者、労働組合はそんなに低い存在なのか。動労千葉がやってきたことは、こういう既成の労働組合の常識をひっくり返す闘いの連続だった。労働者が団結してさえいれば労働組合の可能性は無限大だ。
 09春闘が今後の労働者の歴史を決する。怒りの声は満ちている。こんな情勢は戦後の一時期を除いて初めてだ。動労千葉は、09春闘の先頭でストライキに立ち上がる。あらゆる職場からストライキをおこし、怒りの声に火をつけ、労働者の団結と誇りを取り戻そう。
 ライフサイクルの第2次配転阻止へ、今日を期して万全のストライキ態勢をつくって欲しい。当局が「動労千葉組合員は配転しません」と約束しない限り、事前通知の段階で本線運転士を対象としたストライキに入る。一人の仲間を守るためにストに立ち上がる。そのことが、JRという崩壊寸前の民営化体制を突き崩し、世の中全体の怒りの声と結びつく闘いになる。1047名解雇撤回闘争も、春闘過程が勝負だ。今こそ1047名の被解雇者が先頭に立って全国の労働者に檄を発すれば5万人、10万人の労働者が絶対に集まる。可能性は目の前にある。20年間の闘いはそれだけの重さを持っている。
 3月の動労千葉結成30周年に向け組織拡大を全力でやろう。国際連帯闘争の一層の発展をかちとろう。日本の労働運動の新しい歴史をつくろう。