2009年2月 2日

新刊紹介 国際労働運動3月号 大恐慌を世界革命へ

週刊『前進』08頁(2377号5面2)(2009/02/02)

新刊紹介 国際労働運動 3月号
 大恐慌を世界革命へ

 今号から『コミューン』を『国際労働運動』と改題した。その第1号の特集は「『生きさせろ!』ゼネスト春闘へ」である。
 世界大恐慌は労働者に災厄をもたらすだけではない。「資本主義の終わりの始まり」であり、プロレタリア世界革命の絶好のチャンスである。第1章は、そうした世界大恐慌の様相を米帝経済を中心に分析し、また日帝経済も壊滅的であり、「派遣切り」から正社員の削減へとリストラが進んでいること、「ワークシェアリング」の名のもとに賃下げが強行されていることを弾劾している。
 第2章は、日本経団連の「経営労働政策委員会報告」を全面批判している。「労使一丸」で連合指導部を抱き込み、雇用破壊、賃下げを強行しようとしていることを暴いている。
 第3章は、そうした攻撃に立ち向かう階級的労働運動の路線について、動労千葉の中野洋前委員長の新版『甦る労働組合』に学びつつ、革命的な時代認識と労働組合論をはっきりさせ、動労千葉とともにストライキに立ち上がることを呼びかけている。
 「ニューズ&レビュー」を充実させ、韓国、ヨーロッパ、パレスチナの3本とし、「世界経済の焦点」「国際労働運動の暦」欄を新設した。昨年発表された革共同の国際連帯アピールも収録した。