2009年2月 2日

日誌 2009年 1月21日〜27日

週刊『前進』08頁(2377号6面3)(2009/02/02)

日誌 2009年 1月21日〜27日
 「海賊対策」で日韓協力合意/生活保護申請が3割増加

●イスラエルがガザ撤退を完了と発表 
 イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザから地上部隊の撤退を完了したと発表した。イスラエル軍報道官が「今朝、最後の兵士たちがガザを離れた」と語った。だが、境界周辺への部隊配備は続け、ガザへの攻撃の態勢を取っている。(21日)
●F16、新たに4機 嘉手納基地使用活発化 米アラスカ州アイルソン空軍基地所属のF16戦闘機4機が米軍嘉手納基地に飛来した。20日にも5機到着しており、計9機となった。嘉手納基地には米空軍最新鋭のステルス戦闘機F22Aラプターも一時配備されるなど、外来機の基地使用が活発化、周辺自治体は反発を強めている。(21日)
●「海賊」海自派遣で防衛相、次週にも準備指示 与党の海賊対策プロジェクトチーム(PT)は、アフリカ・ソマリア沖の海賊対策として、自衛隊法の海上警備行動に基づき海上自衛隊の護衛艦を派遣することを正式に了承した。浜田靖一防衛相は次週にも派遣準備を海自に指示する。(22日)
●衝突はあたごの不注意と裁決 海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船清徳丸が昨年2月、千葉県房総半島沖で衝突し、漁民2人が死亡した事故の海難審判の裁決が横浜地方海難審判所であった。織戸孝治審判長は事故の主因を「あたご側の監視不十分」と認定、あたごが所属する海上自衛隊第3護衛隊(旧第63護衛隊、京都府舞鶴市)に安全教育を徹底するよう勧告した。(22日)
●白リン弾か 治療に苦慮 イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザへの攻撃で使用し、「非人道兵器」だとして国際的な批判が強い「白リン弾」とみられる爆弾を浴びた被害者らが苦しんでいる。爆弾の成分などの詳細がわからないため、医師らも治療に苦慮している。(23日)
●「海賊対策」で日韓協力へ 麻生首相と韓国の李明博大統領が今月12日にソウルで行った首脳会談の際に、被害が深刻化するソマリア沖での「海賊対策」で協力する方針で合意していたことが分かった。両国は3月中にもそれぞれ艦船を現地へ派遣する方針で、協力項目としては①要請に基づき両国の船舶を相互に警護②航行する船舶情報の共有③日本が周辺国と協力しているマラッカ海峡の海賊対策に関して日本が情報提供——などが検討されている。(25日)
●生活保護申請3割増 「派遣切り」など雇用危機が深刻化する中、生活保護制度を利用しようとする失業者が急増している。朝日新聞社が全国の17政令指定都市と東京23区に取材したところ、昨年12月の保護申請数が前年同月比で32%増えていた。(25日)
●築地市場の移転予定地で発がん性物質、公表の115倍 東京都中央区にある築地市場の「移転先」にされている江東区豊洲の土地からきわめて強い発がん性をもつ化学物質が公表値の115倍の濃度で検出されていたにもかかわらず、都が汚染対策を話し合う公開の会議に結果報告していなかったことが分かった。(26日)