2009年3月16日

3・7東京 大恐慌下の国際婦人デー

週刊『前進』06頁(2383号2面3)(2009/03/16)

ゼネストで資本主義倒せ
 3・7東京 大恐慌下の国際婦人デー

 09年3・8国際婦人デー行動が3月7日、「資本家と労働者は非和解だ! 恐慌・戦争は革命のチャンス! 生きさせろ!ゼネストで資本主義をぶっ倒そう!」を掲げ、東京・池袋で行われた(下の写真)。資本・当局・体制内組合執行部と対決して闘う女性労働者をはじめ老若男女の労働者や学生など210人が結集した。
 前日6日に関西で国際婦人デー行動として闘われた道州制粉砕・橋下打倒の大阪府庁前行動の熱気が持ち込まれる中、「世界大恐慌下の3・8国際婦人デーだ。ここから資本主義打倒の火ぶたをきるぞ!」と、参加者全員がひとつに団結し、パワーにみちた集会・デモとしてかちとられた。
 集会の冒頭、婦人民主クラブ全国協議会の西村綾子代表が主催者あいさつに立ち、「大恐慌下の階級的団結と実践をここからつくり出そう」と力強く宣言した。
 三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊の宮本麻子さんが3・29三里塚集会への大結集を呼びかけた。30周年を迎える動労千葉の滝口誠執行委員は「3月ストライキを打つ。4者4団体派をぶっ飛ばす」と闘いの檄(げき)を飛ばした。動労千葉家族会の佐藤正子さんが「自分を信じ、仲間を信じて闘いたい」と連帯と決意を語った。
 アメリカから運輸労働者連帯委員会のスティーブ・ゼルツァーさんが参加し、「大恐慌の中でアメリカでも女性労働者はたくましく立ち上がっている。3月5日、ニューヨークで公務員労働者とその家族5万人がデモに立ち上がった。女性の決起は世界をつかむ」と、国際婦人デーの国際的団結を強調。闘う女性労働者をたたえる詩”パンと薔薇”を読み上げ、大きな拍手を受けた。
 イランの労働者がイスラム政権による政治犯弾圧を弾劾し、「女性の解放は社会の解放だ。イランの女性たちに働く権利と生きる権利を!」と訴えた。部落解放同盟全国連杉並支部のメッセージが読み上げられた。
 実行委員会を代表して基調報告を婦民全国協が行った。
 「07年、08年の闘いで分岐と激突をとおして、労働者階級の解放の中にこそ全人類の解放があり、あらゆる差別・抑圧からの真の解放があることをはっきりさせた。革命に一歩踏み出した09年3・8国際婦人デー集会だ」と、今年の国際婦人デー闘争の地平を明らかにした。
 そして「新自由主義の絶望的続行である道州制攻撃と闘おう。自治体労働者、教育労働者を先頭に体制内勢力と徹底的に闘い、闘う労働組合をよみがえらせよう。すべての闘う仲間に革命への大合流を呼びかけよう」と闘いの宣言を発した。
 圧倒的な基調を受けて、正規職化を徹底追求する派遣労働者、体制内執行部・資本と非妥協で闘うユニオンの青年労働者、全労連系執行部を打倒して職場ストライキで闘う医療労働者、卒業式での不起立を宣言する教育労働者など、正規と非正規、公務員と民間の分断の壁を打ち破る、怒りと決意に満ちた闘いの報告が職場、地域、大学から続いた。
 なかでも、前日の大阪府庁前行動を闘いぬいて駆けつけた自治体労働者が「闘いはゼネストへのマグマとなっている。体制内執行部と最後まで団結に執念を持って対決し集会をかちとった」との報告に万雷の拍手が送られた。 
 闘う法大生からは「受験生と合流したぞ! 法政大を解放区に!」と戦闘性あふれる発言。ワーカーズアクション実行委員会から3・20渋谷大デモへの訴え、東京労組交流センター女性部長から行動提起を受け、デモに出た。
 池袋一帯に「資本主義はもうおしまい」「道州制では生きられない」「国丸ごと民営化絶対反対!」「経団連と麻生をぶっ倒せ!」「大幅一律賃上げをかちとるぞ!」の声が響きわたった。