2009年4月20日

富山大2名不当逮捕弾劾する 直ちに奪還

週刊『前進』06頁(2388号1面3)(2009/04/20)

富山大 2名不当逮捕弾劾する
 大衆的反撃で直ちに奪還

 富山県警は4月15日、富山大学生運動を最先頭で闘う武藤淳範(ぶとう・あつのり)君を、「建造物侵入」容疑をデッチあげて令状逮捕した。さらに、富山大学の学生自治会室ほか2カ所の不当な家宅捜索を強行した。15日深夜には大枝幸司さんを同じ容疑でデッチあげ令状逮捕した。腹の底からの怒りを込めて弾劾する!
 富山県警は、4月9日に富大キャンパスにおいて、武藤君が新入生に対して「新樹寮の廃寮に反対しよう! 資本家の手先=西頭(さいとう)学長をぶっ飛ばせ! 4月24日は法大解放集会に結集しよう!」と訴えてビラまきをしたことを「建造物侵入」としたのだ。これほどふざけた話があるか!
 当日起こったことは、情宣活動をする富大生に20人もの当局職員が襲いかかり、「囲め! 囲め!」などと叫びながら暴力的にキャンパスから押し出したということだ。いったいどちらが犯罪を犯しているのか! これが大学か!
 富大当局と日帝国家権力は、オリエンテーションや入学式で数千枚のビラが読まれ、新入生の決起がガンガン始まっていることに震撼(しんかん)し、膨大な富大新入生の4・24への決起に恐れおののき、たまらず弾圧に踏み込んできたのだ。

 第1章 勾留請求却下で2人を奪還

 16日夜には武藤君を、17日には大枝さんを奪還した。大勝利だ! 逮捕令状を出した富山地裁は、富大生を先頭とする全国からの抗議の声が沸き上がる中、大学キャンパス内でビラまきをしただけで逮捕するというあまりの不正義を前に、検察からの勾留請求を却下せざるをえなかった。令状逮捕したにもかかわらず勾留請求が却下されるとは、前代未聞だ。どちらに正義があるかは明らかだ。
 国家権力の全体重をかけた「4・24つぶし」攻撃を粉砕し、全国からの大結集で反撃しよう! 富大新樹寮決戦を爆発させよう!