2009年4月27日

交流センター女性部大会 4大産別の先頭で 中野代表が講演 “国鉄軸に展望開こう”

週刊『前進』10頁(2389号5面2)(2009/04/27)

交流センター女性部大会 4大産別の先頭で
 中野代表が講演 “国鉄軸に展望開こう”

 全国労組交流センター女性部第16回定期大会が4月18〜19日、千葉市内で行われた。勝利感あふれる職場報告を軸に、体制内指導部を打倒して闘う労組をつくり、団結体としての女性部を大恐慌下でつくり出そうと熱心な討議が行われた。
 女性部長は「3・25判決を徹底弾劾する。09年は4大産別をはじめ全職場が正念場。大恐慌だからこそ女性部の役割は重い。連合に絡めとられている女性労働者を組織しよう」と訴えた。
 執行部から、体制内派と激突した08年の総括と①職場・地域からストを組織する②首切り・民営化・労組破壊—道州制攻撃を粉砕する③第2次国鉄決戦を闘う④体制内指導部を打倒して現場労働者を獲得する⑤女性部の組織拡大——という09年活動方針が提起された。
 八尾北医療センター労働組合の仲間が、2・26八尾北医療労組のスト特別報告。「初めての道州制粉砕ストをかちとった。労組が強制執行と民営化絶対反対ストを闘うことで森本さんの決起は6千万労働者の闘いになった」と語り、①森本さんの決起をどう見るか②体制内派(地区協・解同本部派)との攻防③徹底した組合内討議と階級的団結、の3点を報告。「労組が時代を決める。現在一致できなくても未来は路線で一致できると確信した」と報告した。
 討論では、自治体の仲間が「ソマリア沖派兵や北朝鮮ミサイル発射を口実に戦争政策が激化する一方で19万人が解雇されている。3・25判決は民営化反対なら解雇してもいいという判決だ。動労千葉労働運動をつくる一点に09年の一切がある。戦争・改憲、民営化・労組破壊攻撃との闘いを4大産別でつくろう」と提起した。
 区職で闘う仲間は「土日開庁に対して1年間区役所ビラをまき、全労連内部も動揺した。5・9道州制粉砕、全都労働者集会をかちとる」「民営化は介護保険が突破口だった。ヘルパー廃止絶対反対で闘う」と闘いの方向を語った。
 医療の仲間は「団結は絶対反対以外にない。労働組合が民営化絶対反対で闘うことが、労働者とその家族、地域住民を組織することになる」「職場に青年部を」と提起した。また4者4団体派と闘い「日の丸・君が代」不起立に決起した教育労働者、合同労組の報告が続いた。
 中野洋・交流センター代表が講演した。中野代表は「大恐慌情勢で労働運動全体がどういう構造にあるかを見抜かなければならない」と米・韓・日の体制内派の動向を暴き、「国鉄闘争を基軸に闘う労働組合をつくることだ。道州制との闘いも国鉄闘争を据えなければ展望は出ない。合同労組も反戦闘争もそうだ」と訴え、大恐慌と戦争情勢が深まる中で労働運動の帰趨(きすう)を握る4大産別決戦と、交流センター運動の勝利の展望を力強く語った。
 最後に事務局長が「戦争と改憲、民営化・労組破壊攻撃に絶対反対で闘おう。国鉄闘争と4大産別決戦の先頭に女性部は立とう。体制内派を打倒し、職場の仲間を獲得し11月へ進もう」と締めくくった。