2009年4月27日

党学校を受講して

週刊『前進』10頁(2389号6面5)(2009/04/27)

党学校を受講して

 第1章 60歳でマルクス主義を系統的に学び直す 東京・南部 高倉

 世界大恐慌の中で、マルクス主義・レーニン主義の内容をもった階級的労働運動を貫くことが、情勢を革命に転化できる道であると確信したので、60歳を迎える中で、もう一度マルクス主義を系統的に学び直し、再武装するために昨年4月、第9期党学校に参加した。
 学習を「7月テーゼ」から始めるのは、「スターリン主義によって、さらに血債主義のもとで本来のものとは異質なものにゆがめられていた共産主義を、プロレタリアートの思想として全面的によみがえらせることが求められている」から。「7月テーゼ」の提起を受けて討論がなされた。その中身は、現実の階級闘争の闘いを踏まえた実践的なものであり、今までの学習会のあり方と全然違っていたので驚いた。
 『賃労働と資本』を学んだ。賃金制度は、資本が労働者の団結を破壊・分断し、いかに搾取するかという制度。『共産党宣言』の最後の「万国のプロレタリア、団結せよ!」のスローガンがリアルに感じられるのは、社会の生産を担っている労働者が大失業の中で、資本が生き延びるためにモノのように扱われているから。だから、「労働運動の力で革命を」「団結の拡大が革命だ」。
 今年、私のいる派遣会社が区役所の入札に負けてしまいました。職場に残るなら、入札で勝った派遣会社に就職するので、有給休暇は半年間なしで日数も減る、賃金も下がる。全体で賃下げしないよう交渉しましたが押し切られました。悩みましたが今の職場に残ることにし、職場で仲間をつくり団結をつくり出そうと思いました。
 労働者をモノのように扱う資本主義社会は打倒するしかない。
 マルクスもレーニンも、日和見主義者、体制擁護派を徹底的に批判している。今日的には、労働者階級に信頼をおかない4者4団体指導部は、資本の攻撃に屈服し、労働組合の権力を使って労働者の闘いを抑え込もうとしている。体制内派・日和見主義者に勝利し、社会を変革しようではないか。
 この1年間の学習をとおして、階級的労働運動=動労千葉労働運動を4大産別・6大産別においてつくり出すことこそマルクス主義・レーニン主義の実践であり、資本主義打倒の近道であることがハッキリした。
 金融大恐慌を労働者の団結で革命に転化しようではないか!

 第2章 階級的労働運動路線こそマルクス主義だ 関東 戸川

 第9期党学校に初めて参加し、全12回を受講しました。
 案内に「第9期党学校においては、マルクス、エンゲルス、レーニンの古典を、今日の階級的労働運動路線、塩川一派打倒、血債主義・糾弾主義打倒の『実践の書』としてよみがえらせ、深めていくという第8期党学校がかちとってきた地平を引き継ぎ、発展させること、『全党総講師化』が求められている」と書かれていました。私も、そういう党の闘いをともに闘う決意で参加しました。
 実際は、日常的な活動の忙しさの中で、十分な受講活動ができなかったことを反省しています。しかし、時間をとって全部受講し、討論と感想文を経て、大きな会得があったと思っています。
 第9期は、「7月テーゼ」から始まり、『賃労働と資本』『共産党宣言』『賃金・価格・利潤』『ゴータ綱領批判』『帝国主義論』『国家と革命』という基本中の基本の受講でした。今日の階級的労働運動路線の闘いの渦中で、受講するというより、感動した部分が多々ありました。
 マルクス、レーニンの古典を「久しぶりに」「あらためて」学習、討論して、現在の金融大恐慌情勢と革命情勢にあまりにもマッチした内容と、その鋭いマルクス主義を大いに受け止め、現在的に圧倒的に貫徹していかねばならないことを強く感じました。
 党の階級的労働運動路線こそマルクス主義であり、体制内派や塩川一派との党派闘争をとことん推し進めること、自らもその先頭で闘う決意を固めました。