2009年5月25日

沖縄 学生集会 洞口さん逮捕に怒り爆発

週刊『前進』06頁(2392号2面5)(2009/05/25)

全国学生集会 洞口さん逮捕に怒り爆発
 “法大闘争が未来を決する”

 5月16日、那覇国際通りデモを打ち抜いた後、「全国学生総決起集会沖縄」が開かれた。会場の八汐荘前で学生部隊に機動隊が襲いかかり、法大文化連盟の洞口朋子さんが逮捕令状も示されないまま不当逮捕された。まさに拉致そのものだ! 学生集会は弾圧への怒りのエネルギーが充満する集会となった。
 洞口さんの逮捕を狙って沖縄入りした警視庁公安どもは、すでに県庁前で洞口さんを現認していながら、法大闘争が沖縄の怒りに火を付けることを恐れ、デモ隊に手を出すことができなかったのだ。どんなに弾圧が凶暴化しようとも、闘いのヘゲモニーを握っているのは法大生だ。
 「4・24−5・12−15弾圧粉砕!  法大闘争勝利! 6・14−15連続闘争に総決起しよう!」と掲げられた集会の冒頭、基調報告に立った全学連の代表は、不当弾圧を徹底弾劾。「この弾圧に勝利するには、全学連と文化連盟がとことん団結すること、法大生と全国学生が団結することだ。日帝権力は全学連と文連の絶滅を狙っている。4・24法大生1500人集会が敵を恐怖させている。猛然と反撃することがかぎだ。動労千葉が6・14−15労学連帯闘争を呼びかけている。法大で勝つのか負けるのか、ここに日本の学生運動の未来が、社会変革の展望や革命の一切が詰まっている」と力を込め、直ちに5・22法大弾圧粉砕緊急集会、5・31富山大新樹寮廃寮阻止全国総決起集会を全力で闘い、6・14−15大結集へ闘いぬく方針を明らかにした。
 続いて沖縄現地からの報告では、「沖縄が”革命の火薬庫”と言われるのは闘いの主体が存在しているからだ。それが07年9・29県民大会12万人決起を実現した。道州制攻撃の狙いも闘う労働者の団結破壊にある。道州制粉砕へ沖縄から6・14−15闘争に駆けつけ、法大闘争をともに闘う」と鮮明な決意が語られた。
 4・24法大で逮捕され完黙勝利した3学生が次々に勝利報告した後、救援弁護に奮闘している法大裁判弁護団の藤田正人弁護士が、「弾圧は厳しいけれど、接見した若い弁護士が学生の闘いに感動し、接見する弁護士がどんどん増えている」と感動を語った。
 歓声の中、登壇した法大文化連盟の学生が「何がすごいかというと今まで見向きもしなかった法大生が立ち上がったこと。革命の火花を全国に広げよう。文連と全学連は一蓮托生(いちれんたくしょう)。腹を決めて法大闘争に結集しましょう」とアピールし、富山大新樹寮、東北大学、京都大学、広島大学、全国から参加した1年生が次々に発言した。冨山小太郎全学連書記長は「3日間の沖縄闘争で組織をつくる、仲間をつくる、団結をつくる! おれは書記長だ。委員長、副委員長が逮捕されて書記長がぶっ立たないわけがない」と決意表明(冨山君は18日、関西空港で法大関連で不当逮捕された!)。
 弾圧は、とてつもない力をもった全学連と文連と法大生を歴史の舞台に引き出した。