2009年6月15日

京大の「関経連加盟」を弾劾 怒りの集会・デモ

週刊『前進』06頁(2395号3面3)(2009/06/15)

京大の「関経連加盟」を弾劾
 時計台前 怒りの集会・デモ

 6月5日、京都大学ストライキ実行委員会の主催で、「京都大学の関経連加盟弾劾!道州制粉砕!松本打倒!6・5京大集会」が本部キャンパス時計台前で行われた。京大総長・松本紘(ひろし)による関西経済連合会への加盟を徹底弾劾し、京大から道州制・教育の民営化粉砕の戦闘宣言が発せられた。雨天にもかかわらず集会は圧倒的注目を集め、聞いている学生や教職員も続々現れた。松本総長打倒を掲げたビラが吸い込まれるように受け取られた。
 法大弾圧に抗議する緊急声明の賛同も集まるなど、キャンパスに渦巻く学生・労働者の怒りが見事なまでに結集した。
 松本に怒る京大生が続々と発言に立った。「松本よ、お前が勝手に進めてきた教育の民営化は全京大生と絶対非和解だ!」「京都大学を道州制推進大学にすることなど断じて認めない! 全労働者と団結して葬り去る!」「自治寮への自治破壊攻撃を粉砕する」。さらに、法政大学において教育の民営化・自治破壊に対抗した文化連盟・全学連への暴処法弾圧を満腔(まんこう)の怒りで弾劾し、獄中で闘う仲間の即時奪還を訴えた。大阪市立大の学生も結集し、「ともに橋下打倒・道州制粉砕に立つ」と熱いアジテーションをとどろかせた。
 そして松本がいる経営本部(そもそも学問・教育と資本の利潤追求など相いれない!)に向けてデモをした。「道州制粉砕」「職員首切りをやめろ」「自治寮への自治破壊をやめろ」とシュプレヒコールを上げる。経営本部は完全にロックアウトされ、30人近い弾圧職員が並んでいる。学生の決起への松本の恐怖が手に取るように分かる。「学生から搾り取った学費を使って弾圧するとは何事か! 資本が好き勝手に支配する大学などぶっとばす」「道州制を進める松本体制こそ打ち倒すべきではないのか」と追及すると、職員はうつむくばかり。
 松本を徹底弾劾し「学生と労働者が団結すれば資本家による支配も粉砕できる。6・14−15連続闘争に向け、団結を固めていこう!」とまとめを行った。
 道州制決戦に京都大学も突入した。すべての京大生、全国300万学生は道州制粉砕・法大暴処法弾圧粉砕で団結しよう!(京大M)