2009年6月15日

法大弾圧裁判 暴処法弾圧への怒り法廷揺るがす

週刊『前進』06頁(2395号6面3)(2009/06/15)

法大弾圧裁判
 暴処法弾圧への怒り法廷揺るがす

 “革命をやろう!” 5・29デモ弾圧裁判 最終弁論かちとる

 法政大学5・29デモ弾圧裁判(6月3日に第2グループ、6月10日に第1グループ)が行われた。両日程とも最終弁論だったが、学生と弁護団全員が法廷を揺るがすほどの怒りで法大「暴処法」弾圧を弾劾し、勝利の核心は6・14−15闘争の爆発だと全国に檄(げき)を飛ばした。
 両裁判とも、まず弁護団が、5・29デモ弾圧が世界大恐慌情勢のもとでの革命思想をめぐる弾圧であるという本質を明らかにした。そして、このような革命思想の表現の自由を抹殺するような弾圧は直ちに公訴棄却されるべきであると弾劾しきった。

 勾留中の押送遅れを追及

 6月3日の第2グループでの公判では冒頭、坂野陽平君が前回、4・24法大解放集会で公務執行妨害による不当な勾留を受けていた最中、検察側の押送が遅れた件を弾劾した。「逃亡のおそれがある」と称して不当勾留を居直っているが、すべては裁判の妨害が目的であることを鋭く批判、謝罪を迫った。
 これに対して東京地検・岡本は「本来であれば警察署に押送依頼をすべきであったところ、押送の依頼が適宜の時期に行われなかった」と機械的に答えるのみで一言の謝罪もない。この対応に被告・弁護団、傍聴者が一体となって弾劾し、あらためて裁判所が弾圧の機関であることを明らかにした。
 最終意見陳述では全員が暴処法弾圧を弾劾した。暴処法弾圧こそ4・24法大解放集会1500人結集のものすごい勝利の地平に対する権力の悲鳴であることが明らかになった。この勝利の地平が昨年の5・29法大集会とデモによってつくられたことを再確認した。学友会攻防、5・29デモが文化連盟の決起をつくり出し、4・24法大解放集会の地平に行き着いたのだ。法大当局・国家権力を追いつめた闘いの出発点こそが5・29闘争であったと総括し、5・29弾圧を断罪しきった。

 獄中の内海君が元気に出廷

 6月10日の第1グループの公判には獄中から内海佑一君が元気に合流した。
 冒頭、原田幸一郎君より裁判に異議が出された。「内海君の両隣の警察官を退廷させるべきだ! 今なお転向強要を行っているやつらを裁判所から出せ」と、拷問的な転向強要への鋭い反撃がたたきつけられた。
 弁護士は革命思想への弾圧であることに加え、増田総長の「大学の自由と進歩」(法政大学の広告記事)や「学生には社会に深く目を向けて欲しい」「キャンパスは開かれ出入りは自由」といった発言を引用し、「これら発言に従えば今回の控訴そのものを棄却すべきだし、違うなら責任者である増田総長を証言台に立たせるべきだ」と厳しく追及した。
 法大暴処法弾圧で起訴され、さらに4・24法大解放集会での建造物侵入・威力業務妨害で再逮捕されている内海君は、30分近くにわたり法大弾圧を徹底弾劾する大演説を行った。「こんな弾圧では闘いを半歩でもひるませることは不可能だ」「資本主義はもう終わっている。われわれには大チャンス。革命をやろう」と檄を飛ばした。国鉄1047名闘争と法大闘争が新自由主義を打ち破る両軸の闘いであること、そこで労働者・学生が団結していることを明らかにし、「6・14−15闘争で法大を解放し、すべての獄中同志を、星野文昭さんを奪還しよう!」と宣言した。
 さらに大阪市大の山本進君が今の時代認識をとうとうと語り、原田君が検察論告のデタラメさを徹底批判するなど、大演説が法廷にあふれた。被告・弁護士・傍聴団は完全に一体となり、検察官岡本は所在なげにうなだれるだけであった。
 われわれの勝利の地平は明らかだ。6・14−15を4・24をさらに飛躍させた闘いとして実現し、すべての弾圧を打ち破り、全獄中同志を奪還しよう!

 学問の自由を否定 5・28暴行デッチあげ 検察の論告求刑で

 5月28日、法大5・28暴行デッチあげ弾圧裁判が行われた。5・15暴処法弾圧で勾留中の新井拓君が元気に出廷し、中島宏明君と合流して裁判を闘った。
 検察の論告求刑に先立ち新井君が発言した。新井君は、5・15暴処法弾圧はGM破綻など資本主義が破綻しているからこその攻撃だと断罪。この中で法大闘争が労働運動と同じく歴史的破壊力を持ち始めたことを明確にした。12人の完黙・非転向の闘いと6・14−15連続闘争の大爆発が今の情勢を打開すると展望を述べ、直ちに裁判そのものを棄却せよと力強く訴えた。
 中島君がこれに続き、前日の7・24建造物侵入デッチあげ裁判の判決の不当性を弾劾し、「新井君の身柄を直ちに解放せよ!」と迫った。

 「暴行」デッチあげ許さない

 検察は新井君に1年2カ月、中島君に8カ月を求刑した。断じて許せない。
 法大当局や暴力ジャージ職員や警備員が、「殺してやる」と叫んで首を絞める、足を踏みつけ車道に突き飛ばす、カメラを持ってストーカー。これこそ暴行行為だ。こんなやつらが「暴行事件」なるものをデッチあげること自体ナンセンスだ!
 検察の論告はずさんだ。暴力ガードマンの目撃証言を「防犯カメラの映像とよく符合するから、きわめて高い信用性が認められる」などと評価。カメラの映像に合わせてデッチあげ証言をしただけではないか。
 さらに許せないことに論告求刑の本文において「法大生の会」が「大学の自治を侵害している」「大学の自主的な管理権に従わない被告人らの活動は、憲法23条(学問の自由)のらち外」だというのだ。金もうけのための、資本のための「教育・研究」「自治」など、大学の死であり、自治の否定ではないか! 大学の「営業権」によって学生からどれだけの未来が奪われてきたことか。こんなやつらを打倒して団結と未来を取り戻そう!
 次回、7月15日に最終弁論が行われる。検察や警察と一体となって学生を弾圧する裁判所を許すな。デッチあげ弾圧をともに粉砕しよう!
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法大裁判に集まろう!
★7月14日(火)5・29デモ弾圧①グループ
  第16回公判(判決) 午後1時30分開廷
★7月15日(水)5・28「暴行」デッチあげ裁判
  第13回公判(最終弁論) 午後1時30分開廷
★7月16日(木)5・29デモ弾圧②グループ
  第14回公判(判決) 午後1時30分開廷
◎いずれも東京地裁429号法廷
 開廷1時間前に地裁傍聴券配布所に集合を!