2009年7月13日

革共同集会に圧倒的結集を 国鉄闘争の勝利をかけて7・17一日行動へ 道州制・民営化=労組破壊を職場からの決起で粉砕しよう 法大弾圧粉砕・全国声明大運動を

週刊『前進』06頁(2399号1面1)(2009/07/13)

革共同集会に圧倒的結集を
 国鉄闘争の勝利をかけて7・17一日行動へ
 道州制・民営化=労組破壊を職場からの決起で粉砕しよう
 法大弾圧粉砕・全国声明大運動を

 すべての労働者・学生のみなさん! 一切を11月労働者集会1万人決起にかけきって、職場やキャンパス、街頭や地域で猛然と組織戦に打って出よう。世界大恐慌と世界戦争の時代の中で、歴史選択の決定権は労働者階級が握っている。労働組合をめぐる攻防ですべてが決まる。11月集会こそ、国鉄分割・民営化と闘って勝利した動労千葉を軸にする闘う労働組合の結集軸だ。日米韓の最も戦闘的な労働組合が結集する国際連帯闘争だ。世界大恐慌をプロレタリア世界革命に転化する闘いがここにある! 動労千葉派の1万人決起の力で、階級情勢を根底から塗り替えよう。国鉄闘争勝利の7・17一日行動を闘い、革共同集会−8月広島・長崎反戦反核闘争を爆発させ、11月に進撃しよう。

 1047名闘争の正念場

 国労5・27臨大闘争弾圧裁判が7月17日、最終意見陳述を迎え、結審する。すべての闘う労働者は、7・17一日行動に決起しよう!
 国労5・27弾圧は、国家権力と国労本部が一体となって、国鉄1047名解雇撤回を貫く国労内の動労千葉派=国労共闘をつぶすことを狙った政治弾圧だ。国労本部は、02年の国労5・27臨時大会で、国鉄1047名解雇撤回に向けて鉄建公団訴訟に立ち上がった国労闘争団を統制処分にしようとした。国労共闘は統制処分に反対して、ビラまき・説得活動に立ち上がった。これに対して国家権力と国労本部は、暴力行為等処罰法をもって国労組合員と支援者を不当逮捕・起訴した。これが国労5・27弾圧だ。
 国鉄分割・民営化以降、日本共産党・革同や協会派が国鉄1047名闘争を解体・幕引きしようとする中で、国鉄1047名解雇撤回要求を貫いて闘ってきたのが動労千葉であり、国労共闘だ。
 国家権力は、動労千葉派を壊滅させなければ、国鉄1047名問題を終結させることも、国労を解体することもできない。しかも、4党合意が破産する中で、動労千葉と国労共闘の闘いは、国労闘争団と結合して、国鉄1047名闘争の責任勢力となり、日本労働運動の主流派として登場しようとしていた。これに恐怖した国家権力と国労本部は、労働運動弾圧法=暴力行為等処罰法を振りかざし、国労5・27弾圧を強行したのだ。
 それは、法大学生運動が3年間の死闘をへて、ついに法大文化連盟と3万法大生が結合する情勢を生み出し、4・24法大生1500人決起を実現したことに対して、暴処法弾圧がかけられた構造とまったく同じである。
 国労5・27弾圧との闘いは、動労千葉の闘いと並んで、国鉄1047名闘争の柱だ。国労5・27弾圧を粉砕する闘いを、国鉄を先頭にすべての産別に押し広げ、その力で、警察に組合員を売り渡した国労本部を打倒し、国労を動労千葉と並ぶ階級的労働運動として再生させよう。
 国鉄決戦の勝利にすべての労働者の未来がかかっている。2千万人を超える非正規職労働者の現実や、労働者の怒りを圧殺する連合本部や全労連本部の腐った労働運動など、すべてが国鉄分割・民営化から始まった。
 だが、国鉄分割・民営化は決着していない。国鉄1047名闘争が闘われているからだ。日本帝国主義は、国鉄闘争を解体できなければ道州制や改憲もできない。だからこそ、日帝は、国鉄1047名闘争解体に全力を挙げ、国労本部と4者4団体は、自民党に土下座して国鉄1047名闘争を解体・幕引きしようとしているのだ。
 今こそ、すべての労働者の闘いで、国鉄1047名解雇撤回をかちとり、国鉄分割・民営化に革命的決着をつけよう。国鉄闘争を水路に連合本部や全労連本部を打倒して、闘う労働組合をよみがえらせよう。日本の労働運動を戦闘的に復権させる力を労働者階級は持っている。11月労働者集会1万人決起をかちとり、動労千葉派が労働運動の主流派になろう!
 国労5・27基金、動労千葉物販、NIPPO物販を全職場に広げて、全労働者の力で国鉄決戦に勝利しよう。

 資本主義の救済か打倒か

 世界大恐慌が爆発し、帝国主義は大量首切りと保護主義、世界戦争に突き進んでいる。今や、「資本主義の救済か打倒か」の二者択一しかない歴史の分岐点だ。
 日本政府は「景気底打ち」を宣言した。だが、現実はまったく違う。金融恐慌と実体経済の悪化が相互促進的に爆発している。アメリカの銀行破綻は今年だけで52行、昨年の2倍を超えた。住宅価格は下落し、住宅差し押さえは急増。クライスラーとGMの破綻に続き、米自動車部品大手リアが経営破綻した。粗鋼生産は半減し、自動車販売も激減している。
 何よりも大失業だ。アメリカやEUでは、失業率が9・5%。日本の失業率は5・2%だが、現実は倍以上だ。失業保険切れが始まっている。再就職もできない。失業し、生きる展望を失った労働者による事件が続発している。世界の労働人口の6割にあたる18億人が非正規職労働者となり、栄養不足の飢餓人口は10億人を超えた。労働者が生きていけない現実! この一点で、帝国主義など打倒すべきだ!
 日帝は、08年だけで年金積立金の運用で9・6兆円の損失を出した。資本家救済のための景気対策で大量の国債を発行した結果、今や1年間の収入は、税収を借金が上回っている。完全に財政破綻だ。日帝は、福祉・医療制度の解体、消費増税で、労働者に財政破綻のツケを押し付けようとしている。資本主義はもう終わっているのだ!
 だが、資本家どもは、道州制の導入で延命しようとあがいている。日本経団連が道州制推進の国民運動を絶叫し、自民党も民主党も道州制を選挙公約に掲げるに至った。衆院選が道州制の一大キャンペーンの場となろうとしている。前航空幕僚長・田母神や大阪府知事・橋下などがこの攻撃の先兵、突撃隊となっている。
 日帝・資本家階級は、道州制推進の国民運動をもって、すさまじい労組破壊攻撃を強行しようとしている。自治体労働者・教育労働者への「国賊」キャンペーンを展開し、自治労・日教組を解体しようとしているのである。絶対に粉砕しなければならない。
 それは、国鉄分割・民営化の全社会化だ。日帝は、労働組合の解体をもって一切の犠牲を労働者階級に押し付け、戦争に突き進もうとしている。
 だが、こんな攻撃は絶対に破綻する。労働者の怒りは満ちあふれている。動労千葉のように闘おう。動労千葉派が職場で「絶対反対」で闘えば、戦後革命を超える巨大な階級決戦となる。道州制攻撃に日帝の死活がかかっている。道州制粉砕決戦を日帝を打倒するチャンスに転じよう。

 オバマ打倒の反核闘争を

 8・6広島−8・9長崎反戦反核闘争を、4大産別決戦の爆発をかけて闘おう。最大の焦点は、反戦反核闘争を中心で担ってきた自治労など4大産別労組の戦争動員か、戦闘的再生かの攻防だ。オバマ賛美の日本共産党スターリン主義と連合本部を打倒しよう。
 7・6米ロ首脳会談での「核弾頭の削減合意」は、古くなった核兵器を廃棄し、新型核兵器を開発・配備して核独占体制を維持するためのものだ。核廃絶など百パーセント否定している。むしろ、「核弾頭の削減」を押し出して北朝鮮やイランに核開発放棄を迫り、拒否すれば核廃絶という「大義名分」で侵略戦争に突入しようとしているのである。
 ラクイラ・サミットでも、帝国主義強盗どもは、北朝鮮やイランを名指しして新たな侵略戦争宣言を行った。帝国主義のもとでの核廃絶などありえない。実際、米帝オバマは6月29日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を行った。オバマは、核廃絶の幻想で労働組合を資本主義擁護に抱え込み、戦争動員しようとしているのだ。「核兵器のない世界」は、帝国主義を打倒してこそ実現できる。
 8・6−8・9闘争を米日帝による北朝鮮侵略戦争と対決して闘おう。核に対する労働者の怒り、被爆者の怒りを爆発させよう! 再びの核戦争を許すな! オバマ打倒! 麻生打倒! 全世界の労働者の国際的・階級的団結で核をなくし戦争をとめよう! 
 法大弾圧粉砕の署名を数十万人規模で集め、獄中の8学生を即時奪還しよう!
 闘うすべての青年労働者はマル青労同に、すべての学生はマル学同に結集し、ともに闘おう!
 革命の成否をかけて夏期一時金カンパ闘争を推進しよう。
 東京・関西・東北の革共同政治集会に大結集し革命的労働者党建設の新たな段階に突入しよう!