2009年7月20日

大阪・中之島 7・29青年労働者集会へ

週刊『前進』06頁(2400号3面2)(2009/07/20)

大阪・中之島 7・29青年労働者集会へ
 “道州制絶対反対”で団結を

 7月29日、大阪で「道州制絶対反対!! 青年労働者集会」が開催されます。同集会実行委員会が発した呼びかけ文を紹介します。断固、結集しよう。(編集局)
●資本主義の終わりがやってきた!
 大恐慌への突入により、労働者への膨大な首切りと賃下げ攻撃がかけられています。GMなど、この社会の基幹をなしてきた企業が次々とつぶれ、資本主義始まって以来の大崩壊が始まったのです。
 怒りの声は満ち、だれもが心の底で「生きさせろ!」「ゼネストが必要だ」と叫んでいます。「もう資本主義では労働者は生きていけない」=革命の時代が始まったのです。
●道州制絶対反対の大反乱を始めよう!
 そして今、橋下が「関西州」=「道州制」を叫んでいます。行き詰まった資本家が最後に見いだした延命策こそ「道州制」です。
 財界首脳が「道州制」で狙っていることは、第一に公務員360万人を一旦全員解雇することです。「新たな道州政府には、国家に忠実な公僕、半分の人員で倍の仕事を引き受ける者だけを採用する」と公言しています。そしてその過程で国家のあり方をひっくり返し、医療・福祉・教育などすべてを民営化して、資本の金もうけの道具にしていこうとしています。
 この攻撃の最大の核心は、「血の入れかえ」を行い、自治体労働者の労働組合を徹底的に破壊することです。今以上の大失業・低賃金にたたき込み、「生きさせろ」と言う労働者の反乱をたたきつぶし、資本主義が生き残ろうということです。
 こんな道州制は、資本主義もろとも私たちの手でぶっつぶそう!
●勝てる方針は国鉄決戦の中に示されている
 これは、国の総力をあげて20万人のクビを切り、労働組合をたたきつぶそうとした国鉄分割・民営化の全社会化です。重要なのは、国鉄分割・民営化攻撃に労働者は勝っているということです。労組執行部が次々裏切る中、国鉄千葉動力車労働組合動労千葉)は唯一、ストライキで闘い抜き、それに続いて1047名が不屈の解雇撤回闘争を現在に至るまで続けています。労働組合破壊の攻撃は、現場から闘いが起きた瞬間にふきとばせるのです。
●道州制を推進する連合・全労連本部打倒!
 許しがたいことに、連合・全労連指導部は今まさに道州制の推進者として登場しています。
 自治労本部は、全国1000の公立病院の民営化絶対反対の闘いを敵視し、統廃合・民営化を組合から提案する『公立病院改革取組み指針』を出して現場の闘いをたたきつぶそうとしています。
 さらに5月19日に出された『地方公務員の標準的給与のあり方について』なる文書では、賃金を現在より約2割カットした「最低限の給料表」を自ら提案しようとしています。これが労働組合のすることか! 全労連も同じです。「住民に迷惑がおよぶ」「当局との交渉テーブルが壊れる」として職場の実力闘争やストライキを圧殺し、「ボス交」や選挙にねじまげようとするのです。
●自治体労働者の決起は開始された!
 この自治労本部に自分が取って代わる!そういう決意で豊中市職女性部が「3・6道州制粉砕集会」を打ち抜き、東京では自治体の青年労働者を先頭に「5・9全都労働者総決起集会」が勝ちとられています。自治体労働者の決起は始まった!
●労働組合を甦らせよう! 現場労働者の手で連合・全労連本部を打倒しよう!
 これをつぶそうとうごめいているのが自治労本部です。こんなものはもはや労働組合でもなんでもない!
 腐り果てた資本主義にとって代わるのは団結した労働者の力です。しかし、その最大の団結破壊者こそ連合・全労連指導部、そして自治労本部です。
 腐った労働組合幹部を打倒し、自分たちがとって代わろう! 現場労働者の手でストライキをやろう! 青年労働者がその先頭に立とう。