2009年7月27日

8・2革共同集会に大結集し日本革命勝利の展望開こう 広島・長崎闘争でオバマ賛美に断を!

週刊『前進』06頁(2401号1面1)(2009/07/27)

8・2革共同集会に大結集し日本革命勝利の展望開こう
 広島・長崎闘争でオバマ賛美に断を!

 日本階級闘争は、戦後史最大の革命的激動期に突入した。7月21日、日帝・麻生政権は、労働者・農民・学生の激しい怒りが渦巻く中、衆議院を解散し、8月30日総選挙を決定した。都議選での自民党の大敗は、国鉄分割・民営化以来の新自由主義攻撃に対する6千万労働者階級の怒りの爆発だ。動労千葉を先頭にした国鉄・全逓・自治体・教労の4大産別決戦と法大決戦の前進が、日帝・麻生政権を追いつめ、ついに自民党を歴史的な崩壊にたたきこんだのだ。この情勢に大いに奮い立ち、プロレタリア革命の勝利をめざして、8月の激闘から11月労働者集会1万人結集へ全力で闘おう。

 ついに自民党体制が全面的な崩壊へ

 都議選の結果と、その後の自民党のぶざまな分裂と抗争は、自民党による戦後の議会制支配が崩壊し、革命と反革命がむき出しに激突する時代、大動乱の時代の到来を示すものだ。圧倒的多数の労働者階級は、「自民党政権か、民主党政権か」などという選択にはなんの期待も幻想ももっていない。解散・総選挙情勢の中で、道州制・民営化推進=公務員360万人首切りの政策協定を結んだ民主党・連合中央や、「建設的野党」を標恫(ひょうぼう)し民主党政権への協力を表明する日本共産党の反革命的本性はますます露わになっている。
 こうした中で、いよいよ動労千葉派が労働運動の主流派として圧倒的に躍り出る時が来た。労働者階級の勝利の展望は、国鉄分割・民営化に絶対反対を貫き、団結を守りとおしてきた動労千葉の存在と闘いにこそある。11月労働者集会1万人大結集へともに闘おう。
 6・14−15連続闘争の高揚を引き継いで、7月サンフランシスコ国際労働者会議と7・17国鉄闘争勝利集会が圧倒的にかちとられた。7カ国の左派労組活動家が集まったサンフランシスコ国際会議では、動労千葉が提案した3点を主要な内容とする決議〈①国鉄1047名解雇撤回闘争支援、②法大学生運動への不当弾圧粉砕、③11月労働者集会への結集を呼びかける〉が満場一致で採択された。
 続く7・17国鉄闘争勝利集会には470人が結集し、自民党にすがりつく4者4団体路線が最後的に破産する中で、5・27国労臨大闘争弾圧の被告団を先頭に、動労千葉派が第2次国鉄決戦・国鉄1047名解雇撤回闘争の責任勢力、真の勝利者として登場し闘いぬくことを熱烈に宣言した。
 この国鉄1047名解雇撤回闘争の新たな陣形と日韓米労働者国際連帯の力で、11月労働者集会の1万人大結集へ突き進もう。
 韓国では、双龍(サンヨン)自動車ストへの国家権力の強制執行が始まった。ピョンテクの塗装工場に立てこもる1000人の労働者は「工場は絶対に明け渡さない」と徹底抗戦を闘いぬいている。どこにも引くところのない労働者が整理解雇撤回と総雇用死守で団結し、「ともに生きよう!」と闘いぬいているのである。

 11月労働者集会に1万人の大結集を

 この韓国労働者の決起と連帯し、職場生産点における資本・体制内派との非和解の闘いを貫き、国鉄を軸とする4大産別の労働組合をめぐる攻防に労働者階級のすべての力を集中し、かちぬこう。現場労働者の団結の力で、連合・全労連の体制内組合幹部を打倒し、資本主義・帝国主義の打倒へ、闘う労働組合をよみがえらせよう。
 8月広島・長崎反戦反核闘争は、いよいよ階級的労働運動の前進をかけた大決戦となった。米日帝国主義が北朝鮮侵略戦争に突き進んでいるただ中で、帝国主義に屈服し呼応する動きが強まっている。日本共産党のオバマ賛美運動、連合本部の「核廃絶1千万人署名」、秋葉・広島市長の「オバマジョリティ・キャンペーン」などだ。田母神反革命や、転向スパイ集団=塩川一派の闘争破壊策動を断じて許すな。帝国主義の核独占を容認し、北朝鮮侵略戦争を推進する一切のオバマ賛美運動に、闘う労働者の総結集で断を下そう。職場生産点の闘いを土台に、青年労働者・学生を先頭に大結集しよう。
 また、裁判員制度粉砕の闘いは、戦争・改憲攻撃との対決そのものであり、日帝支配階級の危機と破綻点を徹底的につく闘いだ。8月3日、全国初の裁判員裁判が東京地裁で行われようとしている。同日、「裁判員制度はいらない!大運動」が呼びかける霞が関デモに決起しよう。(6面にアピールと要項)
 世界金融大恐慌がいよいよ本格化する中で、資本主義・帝国主義は大量首切りと保護主義、世界戦争に突き進んでいる。新自由主義の破産、民営化の破綻が露わになる中で、道州制・民営化攻撃との激突が、4大産別を始めとする全国の職場生産点で激しく火花を散らしている。

 道州制・民営化絶対反対で団結しよう

 資本主義の救済か、資本主義の打倒か。労働組合がどちらの道を進むのかで一切は決まる。自民党の崩壊と解散・総選挙情勢の核心は、4大産別の労働組合を支配階級の側が握るのか、革命派が握るかだ。この7〜8月、職場生産点で現場の怒りの先頭に立ち、動労千葉労働運動の絶対反対論と階級的団結論を武器に、現場労働者の組織化を全力で推進しよう。
 日本経団連・御手洗は「道州制の導入に向けた国民運動の推進」を打ち出し、「総選挙における各党の政権公約に期待する」として、以下の項目を挙げている。すなわち、①「道州制推進基本法」の制定、②民営化・規制緩和のさらなる推進、③「雇用・就労の多様化」という名の非正規雇用の拡大、④消費税増税など税制の抜本改革、⑤憲法改悪に向けた合意形成——などだ。
 これは、6千万労働者階級に対する〈戦争・改憲と民営化・労組破壊〉の大攻撃だ。自民党も民主党も道州制を選挙公約に掲げ、さらに「核武装」「日教組解体」を叫ぶ田母神や「地方分権総選挙」を掲げる大阪府知事・橋下、横浜市長・中田、杉並区長・山田らの「首長連合」がこの攻撃の先兵となっている。
 しかも連合中央は、民主党との政策協定で「地方分権の推進」「行政改革の推進」「公務員制度改革の断行」を掲げた。これは完全に日本経団連・御手洗の手先として、公務員労働者360万人の首を切る先兵となる宣言だ。また日本共産党は、「民主党中心の政権が成立した場合、一致点での政党間協力を追求」などと、日本経団連にすり寄っている。
 7〜8月決戦の柱は、これら支配階級とその手先、体制内派指導部の策動を根底から打ち砕く、国鉄1047名解雇撤回闘争だ。2千万人を超える非正規職の現実、労働者の怒りを圧殺する連合本部や全労連本部の裏切りも、すべてが国鉄分割・民営化から始まった。国鉄1047名解雇撤回闘争を、大恐慌—大失業攻撃と闘う2千万青年労働者—6千万労働者階級全体の結集軸に押し上げよう。国労5・27基金、動労千葉物販、NIPPO物販を広げよう。
 自治労・教労を先頭に職場生産点で〈道州制・民営化絶対反対〉を掲げ、正規・非正規、公務員・民間という、資本がつくり出した分断の壁をうち破り、現場労働者の階級的団結と怒りの決起をかちとろう。
 「郵政民営化絶対反対・JP労組中央打倒」の全逓決戦も正念場だ。JPEXの破綻は、現場労働者の怒りと出向拒否の闘いが強制した。民営化絶対反対の階級的団結を拡大しJP労組本部打倒へ攻め上ろう。法大「暴処法」弾圧粉砕の全国共同声明運動に全職場で取り組もう。獄中の8学生を即時奪還しよう。
 8・2革共同政治集会に大結集し、闘う労働組合と一体となり、労働者階級の怒りと闘争の先頭に立つ革命的労働者党への飛躍をかちとろう。マル青労同1000人・マル学同1000人建設を軸に、職場細胞建設、地区党建設を一体的に推進しよう。機関紙拡大闘争、夏期一時金カンパ闘争に勝利しよう。