2009年7月27日

獄中8同志と団結しよう 全学連大会への招請状 11月労働者集会1万人結集へ!

週刊『前進』06頁(2401号4面1)(2009/07/27)

全国の学生は獄中8同志と団結しよう
 全学連大会への招請状
 坂野委員長代行体制の下、法大弾圧粉砕、11月労働者集会1万人結集へ!

 大恐慌下の新自由主義攻撃である法大暴処法弾圧と全力で闘い、偉大な勝利的地平を切り開きつつある全学連(坂野陽平委員長代行)から全学連定期全国大会への招請状が発表された。(編集局)

 招請状

法政大暴処法弾圧粉砕! 11月労働者集会1万人結集へ!
全国の学友は、第70回全学連定期全国大会に集まろう!
2009年7月13日 
全学連中央執行委員会(坂野陽平委員長代行)

 全国の学友のみなさん! 全学連中央執行委員会は、大恐慌と戦争の時代に立ち向かう全国学生の団結を固めるため、9月10〜12日に全国大会を開催します。織田陽介委員長をはじめ全学連三役、そして法大闘争をともに闘い抜いてきた法大文化連盟の三役含め8人のリーダーたちを獄中に奪われる中、臨時執行体制のもとでの大会への大結集を呼びかけます。激しい弾圧をはね返す、私たち学生の力を示そう! 多くの仲間とともに本大会に結集し、時代を切り開くリーダーへと飛躍しよう!
 第一に、法大暴処法弾圧をはね返し、8学生をただちに取り戻す大運動を全国大学で巻き起こそう! 「法政大学での学生弾圧(暴処法弾圧)に抗議し、8学生の即時釈放を求める全国声明」が、動労千葉(国鉄千葉動力車労働組合)や闘う弁護士を先頭に、8学生の家族も呼びかけ人に加えて、全国で取り組まれています。法大1千人、首都圏大学5千人、全国大学1万人の賛同を実現しよう!
 法大闘争はこの3年半で、のべ110人の逮捕、33人の起訴、8人の退・停学処分という大弾圧をはね返し闘ってきました。全員が完全黙秘・非転向の闘いを貫き、キャンパスでは文化連盟の仲間とともに運動を前進させてきました。
 今年4月24日には法大当局による不当な弾圧体制をうち破り、1500人で「不当処分撤回! 監獄大学粉砕!」の大集会を闘いとりました。これに恐怖した法大当局と国家権力は、ついに戦時型弾圧である暴処法(暴力行為等処罰ニ関スル法律)を適用し、全学連と文化連盟のリーダーを丸ごと獄中に奪う攻撃に出てきました。
 今回の暴処法弾圧は、戦前の京都学連事件(1926年の治安維持法国内適用1号、社会科学研究会の学生らの大量逮捕)に並ぶ歴史的事態です。団結して闘うこと自体を違法とする暴処法弾圧を許せば、学生・労働者人民の未来はありません。しかし今回の弾圧に対し、学生・労働者人民の怒りは激しく燃え上がっています。暴処法弾圧で逮捕された4人の法大生の不起訴・釈放をかちとった勝利の上に、6月15日には、1200人の労働者人民が法大門前に駆けつけ、法大包囲デモをたたきつけました。新たな全国声明で広範な闘争・支援陣形をつくり出し、8学生をただちに取り戻そう!
 第二に、教育を資本家から学生の手に奪い返そう! 3年をこえる法大闘争は、教育の民営化(私物化)との闘いでした。法大当局は「営業権」や「施設管理権」を主張し、学生を金もうけの手段にし、学生支配を強めてきました。逮捕や処分が「教育」の名をかたって横行し、サークル活動や大学祭は破壊され、学生から自由や団結そして未来が奪われてきました。
 本来、教育とは未来をつくるものです。しかし教育の目的が利潤追求になれば、人間的共同性は破壊され、学生の可能性は閉ざされるでしょう。新自由主義政策のもと、富山大では自治寮である新樹寮の廃寮と民営化が狙われるなど、全国大学でも法政大と同じ攻撃が始まっています。私たちは教育の民営化に対して団結して立ち向かうことで、学生の手に教育と大学を取り戻さなければなりません。全国大学で反転攻勢にうって出よう!
 第三に、動労千葉の呼びかける11月労働者集会に1万人の学生・労働者を登場させよう! 労働者階級との団結の中にこそ、私たち学生の未来があります。動労千葉が参加した7月サンフランシスコ国際会議では、①国鉄1047名解雇撤回、②法大弾圧粉砕・8学生即時釈放、③11月集会への国際的参加、の3点が共通の意志として確認されています。マルクスが『共産党宣言』で宣言した「万国の労働者団結せよ!」という号令が現実のものとなり、国際連帯の闘いが大きく躍動を開始しています。
 一方で資本家階級は、世界大恐慌の苦悶(くもん)にのたうち、凶暴性をむき出しにしています。米帝国主義・オバマは、イラク・アフガニスタンで戦争を継続・拡大しておきながら、「核廃絶」を口実とした北朝鮮やイランへの侵略戦争を狙っています。日本帝国主義・麻生政権も海賊対処法などの戦争法案を次々と可決し、道州制を軸とした改憲攻撃をさらに強めています。その中で、日本共産党など体制内勢力は屈服を深めています。しかし、敵は脆弱(ぜいじゃく)です。東京都議選においては、戦争と民営化攻撃に対する労働者人民の怒りがたたきつけられました。全国大学キャンパスで闘う団結をつくり出し、われわれ学生こそが麻生政権にとどめをさそう!
 最後に、昨年の大会では法大文化連盟の仲間とともに、「一人の仲間も見捨てない! 全国大学の法大化阻止!」をスローガンとして確立しました。昨秋以降の世界大恐慌の深まりの中で、法大においては08年10月17日、09年4月24日、6月15日の大闘争を連続的に爆発させています。全学連は大恐慌と対決する全国学生の団結をつくり出してきました。今こそ、私たち300万学生が歴史の主人公に躍り出よう! 労学連帯をさらに深め、11月集会1万人結集に攻め上ろう! 法大闘争に勝利しよう!