2009年7月27日

7・18反戦反核東京集会 8・6-9決起誓う

週刊『前進』06頁(2401号5面2)(2009/07/27)

反戦反核東京集会 8・6-9決起誓う
 “核こそ米帝支配の骨格”

 7月18日、東京・杉並区の産業商工会館で反戦反核東京集会が120人の参加で開かれた。
 主催は8・6広島—8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行委員会。危機にのたうつ麻生や田母神を必ず打倒してやるという決意にあふれた集会だった。
 吉田義久さん(核問題研究情報センター代表)の基調講演は、オバマ・麻生・田母神の思惑を串刺しにとらえて批判するものだった。「オバマのプラハ演説は、米帝国主義による『核の総括』を率直に語っている。ドルと核は米帝の世界支配の骨格。ドルが破綻した今、核に頼るしかない」「資本主義は終わっている。アメリカ帝国主義は崩壊寸前だ。だからオバマ演説なのだ」と、吉田さんは豊富な資料をもとに展開した。
 オバマのプラハ演説とは、一から十まで帝国主義の国家観・支配観に貫かれている。「核」を掲げて「平和」を語り、「核」をもって世界の労働者を分断し、最後のよりどころの核を振りかざしてアメリカ帝国主義を延命させようとするものだ。「核による支配」「核による労働者分断」にこそ帝国主義支配の要があり、スターリン主義の反革命と破綻があることを基調講演は喝破した。世界の労働者人民にとって千載一遇のチャンスが到来しているということだ。
 第五福竜丸元乗組員である大石又七さんの核に対する告発は心に響いた。今、北朝鮮の核実験を問題にしている日本政府がビキニ被爆の時にアメリカの核実験に賛成したこと、アメリカ帝国主義の核支配と日本帝国主義の核武装への思惑の中でビキニ事件が握りつぶされ隠されてきたことを断罪した。そして「オバマは『核削減』とか言っているが、核兵器を絶対手放さない」ときっぱりと言い切り、核をなくすために自らの体験を子どもたちに語り続けていると語った。
 7月サンフランシスコ国際労働者会議の特別報告は圧巻だった。田中康宏動労千葉委員長、三角忠反戦反核全国統一実行委事務局長の訪米特別報告で、8・6ヒロシマ—8・9ナガサキの反戦反核闘争が労働者の国際的団結の力で帝国主義の世界支配を覆す、世界革命の中軸をなす闘いであることが明らかになった。
 法政大の学生は、「人生選択が問われる、生き方が問われる8月の闘い」と熱烈に訴えた。そのとおりだ!
 ヒロシマ—ナガサキこそ、「再び繰り返させない」と誓った日本労働者階級の闘いの戦闘的再生と怒りの爆発の場だ。世界革命の情勢を、この8月を団結し闘い抜いてたぐり寄せよう。
 各職場、学園、地域で組織し組織し、「絶対反対派」の鮮烈な登場で、オバマ反革命をぶっ飛ばそう。田母神・麻生を打倒しよう。いざ8・6広島—8・9長崎へ!
 (東京 A)