2009年8月 3日

東京青年労働者集会 職場決起の報告次々と

週刊『前進』10頁(2402号2面2)(2009/08/03)

東京青年労働者集会 職場決起の報告次々と
 “4大産別にマル青労同を”

 7月25日、「解雇撤回! 民営化絶対反対! 7・25東京青年労働者集会」が、160人の結集で大成功した。集会は、日逓中野営業所の非正規職大量解雇に対して、解雇撤回闘争に立ち上がった青年労働者K君を先頭に呼びかけられた。東京労組交流センターのあいさつに続いて、K君からの報告を受けた。
 「昨年末の事故で『全面謝罪』拒否を貫いたことに対し、分会長は職制と通じ『動労千葉派ことKをつぶす』と言い、御用組合執行部の正体が明らかになった。会社と一体で労働者の決起をつぶす労働組合とは何か! 今回の解雇は郵政民営化の破産の結果だ。大量解雇で人件費を削減し、職場の決起を圧殺する。しかし全国で郵政労働者の決起が始まり合流している。ここに展望がある。11月へ職場の仲間の決起を作り出す」と、断固とした決意を述べた。
 続いて全逓銀座局の青年労働者から基調提起が行われた。「民営化絶対反対の闘いは、産別を超えた2千万青年労働者の闘いだ。国鉄分割・民営化以降の大量の非正規職化とワーキングプアを強制する資本。そして闘う労働者を弾圧する体制内派指導部。現状を変える力は労働者の団結した闘いの中にある。今こそ労働組合を取り戻そう。労働者の党を作ろう!」「体制内労組指導部と既成政党は、労働者に『党に従え』と襲いかかる。マルクス主義は労働者自己解放の思想だ。闘う労働組合と労働者の党が世界で求められている。職場から決起した仲間が団結し闘いを拡大するためにも、生き生きと闘える労働者の党が必要だ。11月労働者集会1万人結集を絶対に実現しよう」
 これを受けて発言と討論に移った。福祉労働者連帯ユニオンの青年労働者は「新自由主義の破綻で資本主義は終わった。賃下げ・大量解雇、保護主義は戦争を推し進め、資本が生き延びるために労働者は死ねと言っている。道州制・民営化と闘う労働者によって支配体制が崩壊している。韓国・双龍自動車の現実は資本の本質。労働組合の存在が決定的だ。この時代に労働者の答えはひとつ。国鉄闘争と国際連帯で、資本主義を倒すために、11月1万人を実現しよう」と時代認識を鮮明に呼びかけた。
 医療福祉の青年労働者は「党派闘争を勝ち抜き正規・非正規、職種を超えた団結を生み出して組織拡大へ前進している」と訴えた。日本機械工業労働組合の仲間は、春闘で大量解雇策動への怒りが爆発、36年ぶりの半日ストを闘った地平から路線を確立して青年を獲得し、11月集会1万人をかちとることを宣言した。東交の青年労働者は「東京地下鉄とメトロの統合を石原が進め、組合の本部自身が民営化を推進している。民営化絶対反対の仲間と11月集会に結集し、ストで東京の交通をぶっ止める組合に作り変えたい」とアピール。
 西部ユニオンからは新たに発足した分会執行部がズラリと登場し、決意表明が行われた。精研労組は「日共・医労連との激しい党派闘争を通じて青年部を結成した。11月集会を組織する青年部を生み出す。東京の青年労働者の組織を作り上げよう!」と熱烈に訴えた。
 全学連から法大決戦のアピール。そして各地区でユニオンに結集した仲間からの熱い職場闘争報告が続き、福祉労働者が「労働者党が必要だ。荒れた土地を耕すのではなく、私たちには50年間守り抜いた畑がある。革共同、マル青労同・マル学同に結集しよう!」と訴えた。最後に、決死の闘いの渦中にある双龍自動車労組と連帯する決議を満場一致で採択した。
 今回の集会は、職場生産点の闘いをとおして青年労働者を組織することが11月への道であることをはっきりさせ、4大産別決戦を全産別で担い、職場での組織化が始まった点で実に決定的だ。マル青労同を先頭に、体制内派との闘いをとおしてかちとったものは大きい。この道を突き進み、4大産別にマル青労同の拠点を作ろう!