2009年8月17日

青年労働者交流集会 国鉄労働者の決意に沸く

週刊『前進』08頁(2403号3面4)(2009/08/17)

青年労働者交流集会 1047名闘争勝利へ
 国鉄労働者の決意に沸く

 「オキナワとヒロシマを結ぶ全国青年労働者交流集会  HIROSHIMA」が5日夕、東区民文化センターで開催され、570人の労働者・学生が大結集した。
 青年自治体労働者の「熱いヒロシマへようこそ!」の第一声で始まった。広島の青年労働者を先頭に、動労千葉の青年組合員、各産別の青年労働者が続々と登壇した。
 特別アピールで被青同の中島健委員長が怒りを込めて「被爆者の存在と闘いを圧殺するオバマ、田母神、麻生、そしてオバマを賛美する体制内勢力を絶対に許せない!」と弾劾した。この怒りが集会全体を貫いた。
 「戦争に突き進む帝国主義は打倒しかない。労働者が権力を奪い、核をなくし社会を運営しよう」(医療労働者の発言)。資本主義の改良ではなく打倒が問われていることを鮮明にさせた。
 広島連帯ユニオンの青年労働者が基調報告を行い、「戦争と大失業の時代に闘う労働組合をつくりだし、資本と非和解に闘うことが、労働者の生きる道だ」と訴えた。
 8・6ヒロシマの党派闘争は労働運動をめぐる大決戦だ。資本・権力、右翼ファシスト、連合から日共までの全勢力が北朝鮮への排外主義で戦争をあおっている。国鉄、自治体、教労、全逓の4大産別の労働組合の転向攻撃だ。これとの攻防に勝ち抜くために「解雇撤回と民営化絶対反対で闘う国鉄1047名が中心となって闘いを呼びかければ、すべての労働者の怒りを集められる。この力で11・1労働者集会への1万人結集をかちとろう。一切の責任を取る労働運動のリーダーとなろう」と方針を示した。
 国鉄の青年労働者3人の決意表明は、会場全体を奮い立たせた。
 動労千葉の青年労働者は、「動労千葉を青年と接触させないために、JR資本は組合員のベテラン労働者を交番検査から外し安全よりも動労千葉つぶしを優先している」と怒り、「勝利の展望は組織拡大の一点にかかっている。外注化攻撃と闘わない東労組とどっちが正しいのかを職場の仲間に示し、動労千葉に結集させたい」と発言。
 動労西日本の青年労働者は、民営化攻撃で破綻しているJR職場を弾劾した。1年ごとの契約更新で5年たてば解雇、仲間同士で勤務態度調査を強制させるなど、まったく尼崎事故を反省しないのがJR資本だ。しかも体制内指導部はその手先となっている。「冗談じゃない!」。今年3月、ついにストライキに決起した。職場の反応も上々だ。「動労千葉のように闘い続け、動労西日本を拡大し、JR体制を打倒する」と述べた。
 国労の青年労働者は、「国鉄1047名解雇撤回闘争こそ全労働者の展望だ。青年の怒りと動労千葉派・国労5・27弾圧粉砕闘争が結びつけばJR資本をぶっとばせる。革同・日共打倒の闘いに打って出る」と一語ずつかみしめるように決意を語った。
 全逓労働者は、民営化絶対反対の闘いがJPEX出向攻撃の中で職場の決起へと結びついたことを報告。
 国鉄・全逓を先頭とする”絶対反対”の闘い、国鉄・4大産別決戦を結集軸として全国の職場生産点からの闘いが大結集する集会となった。広教組、自治体、日本機械労組、医療、合同労組の青年労働者、学生の発言が続いた。沖縄からも青年労働者がアピールに立った。
 全発言に貫かれていたのは、大恐慌時代に、道州制・民営化に絶対反対で団結して闘うという確信だ。職場生産点の闘いの実践を土台にした階級的労働運動路線こそが8・6ヒロシマの党派闘争をぶち抜く原動力となった。これが大恐慌を核戦争で突破しようとするオバマ賛美の大反動を完全に吹き飛ばした。
 青年を先頭に11・1労働者集会へ大組織戦がスタートした。職場で組織しぬいて1万人結集を!