2009年8月17日

学生集会 暴処法に反撃 法大生が感動的アピール

週刊『前進』08頁(2403号3面5)(2009/08/17)

学生集会 暴処法弾圧に反撃
 法大生が感動的アピール

 5日夕方、広島市東区民文化センターで全国学生集会が大成功した。日帝国家権力はこの間、「08年12月10日の暴処法違反事件」なるものを理由に車両捜索を行っており、新たな暴処法弾圧が狙われる緊迫した情勢下において、全国の闘う学生たちは怒りを倍加させてヒロシマの地に結集した。
 集会冒頭、ILWUローカル34のホアン・デルポソさんが、一連の法大弾圧を激しく弾劾した上、「11月に会おう!」と11月集会を熱烈にアピールした。
 基調報告は全学連の深田力君が行った。「新たな暴処法弾圧を絶対に許さない。『事件』とされた昨年12月、われわれは文連の仲間たちに対する処分粉砕闘争を激しく闘いぬき、圧倒的に団結した。団結と組織を破壊することが暴処法の本質。だからこそ9月の全学連大会、そして11月集会に、何人の学生を結集できるかが勝負だ。勝利を数の力で示そう」
 続いて、広教組青年部の労働者が連帯アピール。「今年は研修を拒否して8・6闘争に決起します。全学連の織田君は以前、『教育の民営化を語りきれば勝てる』と言っていたが、そのとおりだ。『グローバル競争に勝てる子どもを育てる』研修なんてぶっ飛ばして当然だ! 労学一心同体で8・6を闘い、11月1万人結集へ!」
 さらに暴処法弾圧反対共同声明を呼びかける動労千葉の川崎昌浩特別執行委員が連帯アピール。「11月1万人結集を実現すれば必ず情勢は動かせる。自民党支配の崩壊で4者4団体路線も破産しました。この時代、実力をもって闘わないところには労働者も学生も集まりません。法大闘争は労学を引きつけています」
 集会のハイライトは文化連盟の発言だ。新たな弾圧が狙われる緊張の中、4人の法大生が堂々登壇しアピールする姿は実に圧巻。洞口朋子さんの「新たな暴処法弾圧を絶対に打ち破ろう! 昨年12月の闘いは、処分粉砕闘争を通じて本当に団結を形成した闘いでした。増田総長が『自由と進歩』などと語っている。絶対に許せない! 300万学生の中に闘う旗を打ち立て、結集を呼びかけます。8人の仲間を奪還しましょう!」というアピールに、万雷の拍手が送られた。
 東北大、京都大、大阪市立大、富山大の決意表明に続き、初参加者が発言。最後に広島大の安藤聡男全学連副委員長がまとめの提起を行い、暴処法弾圧を粉砕し9月全学連大会から11月1万人結集へ、全国学生の固い決意と団結が確認された。