2009年8月17日

関西 『絶対反対』で分岐し闘う 道州制反対!青年労働者集会

週刊『前進』08頁(2403号6面2)(2009/08/17)

関西 『絶対反対』で分岐し闘う
 道州制反対!青年労働者集会

 「道州制絶対反対! 青年労働者集会」が7月29日、大阪市中之島中央公会堂で開催された。関西各地から125人が結集して大成功した。
 この集会は自治体や民間の青年労働者5人が呼びかけ人となり、道州制・民営化絶対反対で職場・組合に階級的団結を組織しようと全関西の労働者に訴えたものだ。
 基調報告に立った民間の青年労働者は「労働者階級の団結が一切を決める革命情勢が到来している。資本家どもの最後の延命策は道州制しかない。すべてを決めるのは労働組合をめぐる攻防だ」と訴えた。
 「道州制攻撃に対し、労働組合の中で絶対反対を貫いて職場に分岐をつくり、闘う路線と時代認識でガンガン勝負しよう。職場のあらゆる攻撃には資本や国家権力の全体重がかけられている。だからどんな職場の要求も、絶対反対の闘いなしに闘えないし、体制内執行部とも闘えない。絶対反対の闘いは2千万青年労働者、6千万労働者階級としっかりつながっている。動労千葉労働運動が闘ってきたこの路線で勝負しよう」
 続いて四つの報告が行われた。
 大阪市職の労働者は「体制内労組執行部と激突してきたから敵と味方がはっきりした。絶対反対で闘う自分の背中に87万自治労、6千万労働者の未来がかかっている。あらゆる職場での闘いを道州制決戦として闘う」と決意を語った。
 奈良市従の労働者は「3・6府庁前行動での豊中市職女性部の闘いが自分を変えるきっかけとなった。今回、組合執行部が呼びかけ人の肩書き問題で恫喝してきたが、自分は一歩も譲らなかった」と自信に満ちた報告を行った。
 2・26住宅差し押さえ強制執行阻止を闘った部落解放同盟全国連西郡支部の青年は「体を張って闘ったから、敵は労働者の団結の壁を打ち破れなかった。差別との闘いをモノをとる手段にしてきたこれまでの間違った解放運動のあり方を、私たちが労働組合と一つになりともに団結して完全にたたき割ったことが勝利だ」と決意を表した。
 民間の労働者は「体制内労組は会社の言うことを労働者に押しつける存在になり果てている。こういう組合こそ打倒しよう」と訴えた。
 自由討論では、医療労働者や全逓労働者、教育労働者、学生らがこの間の自らの闘いの中でつかんだ路線的確信や、組合の中での苦闘などについて次々と発言した。
 こうした発言を受け、司会の労働者は「資本主義が30年、50年続くと思っている人たちと一緒の闘いができるはずがない。体制内執行部打倒を鮮明にさせ、時代認識をめぐって組合や職場に分岐をつくり出そう」と締めくくった。
 最後に、11月労働者集会1万人決起と法大暴処法弾圧粉砕の二つの決議が全体の拍手で採択された。
 今回の集会は、4大産別を先頭にあらゆる職場で道州制・民営化絶対反対の闘いを貫き、青年労働者の怒りと結びついて階級的団結を打ち固めることこそ、11月労働者集会1万人決起への道であることをはっきりさせたことが決定的だ。「ついにぶち抜いた!」——参加者の誰もがそう確信した。
 「路線で闘う」ことこそ階級的労働運動路線の核心であることをつかみ、青年労働者を先頭に全面的な実践に踏み出した。7・29集会は、関西のすべての地区党が「時代認識と路線」でマル青労同1000人建設に打って出る歴史的出発点となった。
 (関西・NM)