2009年9月14日

1047名解雇撤回!道州制絶対反対!9・26関西労働者集会へ

週刊『前進』06頁(2407号3面3)(2009/09/14)

国鉄1047名解雇撤回! 道州制絶対反対!
 9・26関西労働者集会へ

 労働者階級の団結が一切を決める革命情勢が到来した

 ついに労働者の怒りが自民党支配を打ち倒しました。これは国鉄1047名解雇撤回闘争をはじめとする新自由主義攻撃に対する労働者の根源的怒りの爆発です。この怒りをさらに解き放ち、資本主義の最後の救済者として登場する「民主党・連合政権」の打倒へ、ただちにうってでなければなりません。11・1労働者集会の1万人結集こそこの激動情勢に対する私たち労働者階級の回答です。
 1929年世界大恐慌をこえる世界大恐慌の爆発が、これまでのような政治支配・階級支配のあり方を劇的に崩壊させています。私たちが直面しているのは、むきだしの革命と反革命の階級的激突、死闘による未曽有の大動乱の始まりです。資本と賃労働の非和解的激突が完全にむき出しとなったこの時代こそ、「資本主義は終わっている」ことを鮮明にさせ、「国家とは資本家階級の支配の道具だ」と言いきって絶対反対で闘うことが決定的です。この中で生まれる労働者階級の団結こそが一切を決します。そういう革命情勢が到来したのです。
 支配階級は「破局に向かう日本をこのまま見過ごしてよいのか!」と叫び、その唯一の延命の道を、労働組合=労働者の団結を暴力的に絶滅・一掃し、強権的・暴力的な戦争国家体制を打ち立てることにかけてきています。それが道州制攻撃です。

 資本家階級の最後の延命策=道州制攻撃を粉砕しよう

 道州制攻撃とは、公務員360万人を一旦全員解雇して選別再雇用する大量首切りと労働組合破壊の攻撃です。国家機構内部にある4大産別の労働組合(自治労・教組・郵政・国鉄)を解体することを核心にして、全面的な「戦争と民営化」攻撃にうって出ています。この攻撃に労働者階級が団結して立ち向かえなければ、労働者の生存も団結もすべて奪われてしまいます。
 労働組合をめぐる攻防がすべてを決します。労働者階級が4大産別を拠点に、道州制・民営化攻撃を粉砕する団結をつくり上げ、資本家連中から生産手段と社会のすべてを奪い返すのか、それとも再び戦前のように労働組合がたたきつぶされ、資本の手先となり侵略戦争に手を染めるのか——この道州制決戦に全労働者の未来がかかっています。

 労働者は団結すれば勝てる動労千葉のように闘おう!

 国鉄分割・民営化が日本における新自由主義の始まりでした。国を挙げた大弾圧とあらゆる体制内労働組合の屈服と無方針によって40万人の国鉄労働者を20万人に削減し、約2百人の労働者を自殺に追い込みました。
 これに対して動労千葉は、分割・民営化が戦後労働運動解体であり、改憲と戦争に向けた全労働者への攻撃であることを見抜き、6000万労働者階級の未来をかけて全組合員がクビを覚悟してストライキで闘いました。この動労千葉の闘いに勇気付けられた1047名の国鉄労働者が、屈服と自主退職の道を拒否して解雇撤回闘争を闘い、100万人といわれる支援陣形がそれを支えてきました。この国鉄労働者の怒りと闘いが2000万青年労働者の怒りと結びついた時、私たちは必ず勝てる!
 国鉄分割・民営化と同様に、今や職場のあらゆる攻撃に資本や国家権力の全体重がかけられ、どんな職場の要求も絶対反対の闘いなしには闘えない時代です。職場で資本や当局の攻撃に怒り具体的な闘いを始めた途端に、体制内労働運動指導部が一斉につぶしに来る時代です。だからこそ「攻撃の本質は、資本主義の悲鳴だ」と見据え、資本や当局の激しい攻撃の中に逆に展望・チャンスを見出して闘うことが決定的です。その時、必ず現場労働者の怒りと結びつくことができます。絶対反対の闘いは2000万青年労働者、6000万労働者階級としっかりとつながっています。

 階級闘争に責任を取る立場に立ち11月1万人の決起へ

 3・6道州制反対集会をめぐる豊中市職女性部の闘いが示しているように、労働組合の中で民営化・道州制絶対反対の闘いへ職場の労働者を組織しましょう。体制内労組幹部との激突を恐れずに絶対反対を貫き、その中で路線と時代認識を職場で労働者のものにしていく。そして労働組合を「資本主義は労働者の力で必ず終わらせることができる」という確信をもった労働者の団結形態としてよみがえらせること——ここに労働者の勝利の道があります。
 体制内労組幹部や、国鉄1047名闘争の幕引きをはかる4者4団体の裏切りと根底的な破産、そしてこうした連中が「民主党・連合政権」与党として登場している中で、もはや私たち以外に労働者と労働組合の闘う方向性を提起できる存在はありません。
 労農連帯をかかげ動労千葉とともに「絶対反対」を貫いてきた三里塚反対同盟の闘いも、最大の激突局面です。10・11三里塚全国集会を新たな労農連帯の出発点として大成功させましょう。
 労働者は団結した力で自らの未来を切り開くことができる。労働者の団結だけが、歴史を動かし、新たな社会をつくる力です。7・29青年労働者集会でつかんだこの確信を引き継ぎ、9・26労働者集会を大成功させましょう。この力のすべてを11月労働者集会の1万人決起につなげよう。