2009年9月28日

大阪 解雇撤回・非正規職撤廃へ 合同労組が大結集

週刊『前進』06頁(2409号3面3)(2009/09/28)

大阪 解雇撤回・非正規職撤廃へ
 合同労組が大結集

 9月20日、大阪・浪速人権文化センターに関西合同労組4支部委員長、ス労自主大阪支部連合会委員長、京都ユニオン自立委員長、大阪北部ユニオン委員長の呼びかけに応えて、関西の一般・合同労組組合員が総結集しました。4大産別からも国労、自治労、郵政の仲間が駆けつけ、「道州制粉砕!解雇撤回!非正規雇用撤廃!」をスローガンに、11月労働者集会1万人結集に向けて一丸となって総力決起する体制をつくりあげました。
 集会は、関西合同労組大阪東部支部の開会宣言に始まり、国労近畿地本兵庫保線分会労働者であり5・27臨大闘争裁判被告団長の富田益行さんと自治労豊中市職女性部の深町加代子さんが連帯のあいさつ。富田さんは、動労水戸のストライキの意義を明らかにし、自らを先頭に「国労共闘が国鉄1047名解雇撤回闘争の責任勢力として立つ。JR会社は職場で非正規職化をどんどん進めている。非正規職撤廃の闘いをともに闘おう」と呼びかけました。
 深町さんは、自治労熊本大会での本部との攻防を熱く語り「職場での処分攻撃を粉砕して保育安全闘争を貫徹し体制内支配を打倒する決起をつくり出す」と決意を述べました。
 集会の基調提案を、関西合同労組泉州支部の黒瀬博匡委員長が提起しました。
 「民主党・連合政権は、資本家と労働貴族の結託で資本主義を救済する役割を担って登場した。連合・全労連から兵庫支部塩川一派まで、体制内労働運動との対決が決定的だ。マルクスが提起する労働組合の革命的な役割を復権する時が来た。解雇撤回と非正規職撤廃は資本主義・新自由主義打倒の革命のスローガンだ。国鉄1047名闘争を結集軸に闘うことで、すべての闘いが階級闘争として勝利の展望を開ける。合同労組は職場で絶対反対を貫き、4大産別決戦を森精機闘争と一体のものとして闘おう。11月1万結集へ総力決起しよう」
 熱烈な提起を受けて解雇撤回闘争を闘う仲間が次々と報告に立ち、参加者の感動を呼びました。
 全社連労組、ス労自主、森精機闘争を闘う技能育成分会を始め関西合同労組5分会(技能、かねひろ、コムサ、関西トランジット、新井産業各分会)、パナソニック連帯ユニオン。すべて団結の拡大をめざして闘っています。京都ユニオン自立の魚谷貞雄書記長は、「革命的役割を発揮できる組合をつくりあげる」と決意表明しました。
 さらに、泉佐野で道州制攻撃そのものの市民病院統合・民営化、市職員200人削減攻撃と闘う関合労泉州支部が、道州制決戦アピール。大阪東部支部の青年労働者は、「時代認識こそが塩川一派との分岐の核心だった。倒産攻撃に対して団結に生きることを訴える。絶対反対の仲間をつくって闘い抜く」とアピールしました。
 集会のまとめと11・1労働者集会決起のアピールを大阪東部支部の田中雅志委員長が行い、全参加者が団結して11月への組織戦に突入する決意をうち固めました。(投稿/関西合同労組・H)