2009年10月12日

報告集会 8被告に応え法大闘争へ

週刊『前進』06頁(2411号5面3)(2009/10/12)

報告集会 “決着は11月1万人で”
 8被告に応え法大闘争へ

 10・5法大暴処法弾圧初公判後に弁護士会館において、「法政大学での学生弾圧(暴処法弾圧)に抗議し、8学生の即時釈放を求める全国声明運動」の呼びかけで報告集会が開催された。
 冒頭、傍聴をともに闘ったス労自主の山川博康中央執行委員が発言。「国労5・27臨大闘争弾圧との闘いが法大闘争と結合し、動労千葉とともに国鉄闘争を牽引(けんいん)する勢力として歴史の前面に登場しようとしている。非常にいい情勢だ」と訴えた。
 動労千葉の後藤俊哉特別執行委員は、暴処法弾圧とともに民主党・連合結託政権を弾劾。「労働者が社会を動かす主人公だと示すのが11・1集会だ」と1万人決起を訴えた。
 続いて学生が初公判の総括を提起した。①被告の学生たちが元気に法廷に登場し闘っていることが何より大勝利、②「教育の民営化」絶対反対の闘いにこそ学生の未来がある、③当局が引きはがされたと主張する看板にこそ、学生の尊厳を踏みにじる法大当局の不正義性が凝縮している、④すべての怒りを行動に転化し10・16法大集会から11・1労働者集会へ、と決起を訴えた。
 鈴木達夫弁護団長が公判を総括した。「刑事裁判は被告が胸を張って何を主張するかが一切だ。今回の初公判では獄中の学生の活動家としての飛躍が敵権力を圧倒した」と5学生の圧倒的なアジテーションに勝利を確認した。
 法大文化連盟の洞口朋子さんは、「闘っても勝てないという人は絶対に間違っている。8学生の闘いは、処分されても闘いの中に自分たちの未来はあることを示している。法大キャンパスから闘いを始めよう」と10・16への大結集を訴えた。坂野陽平全学連委員長代行は、「われわれが3年半、汗や涙を流しながら闘ってきた法大キャンパスに比べたら法廷なんて小さすぎる。決着は11・1の1万人集会でつけよう」と展望を語った。
 集会には、警察・検察による激しい切り崩し攻撃をはねのけ、被告の家族、法大生、法大OBが参加・発言し、団結が感動的に深まった。この団結は、現場の闘いから逃れたところで『完黙はすべきではない』『全学連と文連のやり方は間違っている』と非難し、分断を組織する者たちとの激しい闘いの中で生み出されたものでもある。
 団結破壊を目的とした暴処法弾圧に対し、獄内外の団結を固め、すべての怒りを法大学生運動の爆発へ転化しよう。