2009年10月19日

星野文昭さんの三里塚集会メッセージ 必ず合流かちとる

週刊『前進』06頁(2412号4面4)(2009/10/19)

星野文昭さんの集会メッセージ
 三里塚の大飛躍と勝利のときともに闘い必ず合流かちとる

 10・11三里塚全国集会に寄せられた星野文昭さん(徳島刑務所在監)のメッセージを紹介します。星野さんとともに10・11集会の大勝利から11・1労働者集会へ進もう。(編集局)
 10・11三里塚現地闘争に集まったすべての皆さん。
 大恐慌の深まりと自民党政権崩壊は、労働者・農民・人民の力、闘いによって情勢をつくり、開く、というまったく新たな動乱期を引き寄せています。三里塚闘争の大飛躍と勝利をかちとる情勢です。
 資本・権力が労働者に犠牲を集中し、農民を切り捨て、全人民に矛盾と犠牲を強い、利益をむさぼる資本主義・帝国主義そのものが破綻しました。生きることも困難になっていることへの労働者・農民・人民の怒りが、戦後支配していた自民党政権そのものを打倒したのです。
 しかし、民主党政権は、労働者人民の怒りによって政権を手にしながら、その怒りを恐れ、動揺しつつ、破綻した資本主義を救済するために、労働者人民にこれまで以上の犠牲を強いる存在です。
 労働者人民に生きられないほどの犠牲を強いている資本主義そのものを打倒して世の中を変えること、その力をもつ労働者人民の力でそれをやり遂げること、資本・権力、民主党・体制内派と闘いその力をかちとること、それだけが情勢を開き、未来を開きます。
 今こそ、資本・権力のために、国鉄分割・民営化によって労組を破壊し、大失業・賃下げを強い、三里塚闘争を破壊し、農業・農民切り捨てを進め、全人民に犠牲を強い、戦争・改憲の道を進めてきた自民党政治、それを自民党に代わって新たな装いで進める民主党政治を労働者人民の力で粉砕し、彼らを打倒し、新たな世の中を労働者人民と共にかちとろう。
  私たちはその力を、国鉄・4大産別決戦として、三里塚決戦として、法大決戦として、11月・国際連帯闘争として生み出しています。これを発展させることに未来があります。
 労働者人民の力を全面的に信じ、絶対反対と団結の力で、職場・地域・学園、そして三里塚の地で闘い、全労働者人民の決起によって主導権を奪い、それによって資本・権力を打倒して、新たな世の中を必ず開くことができます。
 そのように国鉄・4大産別・全産別で闘おう。暫定路北延伸の10月供用開始粉砕、市東さんの農地強奪粉砕、現闘本部強奪粉砕を、空港絶対反対・農地死守、労農連帯の闘いで絶対に勝利しよう。
 私も共に闘った71年代執行阻止の闘いが、今日の反対同盟の皆さん、現闘の同志の闘いとして、より強固に生きていること、市東さんの畑で「星の木」が大切に育てられていること、そして、星野総会へのメッセージで北原さんが「出て、三里塚に来い!」と呼びかけてくれることに、心から励まされています。
 三里塚の歴史は、権力との不屈の闘いをとおして、また条件派との非妥協の闘いをとおして、未来を開く力をかちとってきたし、そのことが、今の時代に、大失業・戦争の攻撃をうち破り、未来を開く、動労千葉・国鉄を軸とした階級的労働運動と一体の労農連帯の闘いとして、日本と全世界の労働者・農民・人民の心をつかみ、総決起をかちとる展望を開いています。
 その力で、権力自身無実を承知で強いている星野無期−35年投獄を許さず、再審無罪・即時釈放の労働者人民の大衆的な闘いに勝利し、必ず合流をかちとろう。
2009年10月 徳島刑務所にて 星野文昭