2009年11月16日

小沢・鳩山=民主党・連合政権を倒せ JR東の検修業務全面外注化許すな 動労千葉を先頭に大決戦突入を 国労5・27弾圧粉砕!11・27判決公判・報告集会へ

週刊『前進』06頁(2416号1面1)(2009/11/16)

小沢・鳩山=民主党・連合政権を倒せ
 JR東の検修業務全面外注化許すな 動労千葉を先頭に大決戦突入を
 国労5・27弾圧粉砕!11・27判決公判・報告集会へ

 11・1全国労働者総決起集会5850人の熱気が、新たな闘いの高揚を切り開いた。韓国・民主労総は、11・8全国労働者大会に5万人の結集をかちとった。動労千葉全学連とともに三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原進事務局次長が参加して闘い、11・1集会の地平をさらに前進させた。韓国の労働者階級は、イミョンバク政権と全面対決してゼネスト実現へ総力闘争に突入している。これと同じ8日、宜野湾海浜公園野外劇場で開催された沖縄県民大会に2万1千人が結集した。「普天間基地即時閉鎖・返還、辺野古新基地建設・県内移設反対」の決議を採択し、沖縄労働者人民の怒りを民主党・連合政権と米帝にたたきつけた。11月集会派は体制内勢力を圧倒し、国際通りデモ、労学総決起集会を打ち抜いて県民大会に参加し、ともに闘いぬいた。さらに息継ぐ間もなく11月12日、オバマ訪日粉砕の集会とデモを、東京と広島で打ち抜いた。この11月前半の猛然たる決起を継続し、小沢・鳩山=民主党・連合政権打倒へ11〜12月の闘いをさらに推し進めよう。

 国際連帯闘争の画期的発展

 底なしに深まる大恐慌のただ中で、11月の労働者国際連帯闘争は、日米韓にブラジルやドイツを含めた全世界的規模の国際連帯の闘いとして本格的に発展する偉大な地平を開いた。規模においても質においても、極めて画期的なものとしてかちとられた。
 全世界のプロレタリアートは労働組合と労働運動を巡る一大分岐と攻防に直面している。ここを革命派が握るのか反革命が制圧するのかの死闘での勝敗に、プロレタリア革命の成否がかかっている。新自由主義とその破綻は、民族・国籍・国境による分断を打ち破り、プロレタリアートの国際的=階級的団結を回復するために闘うことを21世紀革命の死活の課題として提起している。
 何よりも、韓国・公務員労組と解雇者復職闘争特別委員会を中心にした民主労総ソウル本部と大訪日団の存在だ。世界を揺るがしたサンヨン自動車の工場占拠闘争を引き継ぎ、11月ゼネストでイミョンバク政権を打倒する迫力で闘い全体を牽引(けんいん)した。
 一連の交流活動の中では、戸塚秀夫の『試論 
動力車労働組合運動の軌跡について』の転向路線とJR総連・松崎のファシスト的な国際活動への徹底した批判が行われた。これはプロレタリアートの国際的団結にとって決定的に重要である。大恐慌下の労働運動・労働組合運動の階級的激突のただ中に、JR総連カクマルが再び深々と引きずり込まれてきたのだ。全世界の労働者の先頭で、日本の労働者階級が国鉄分割・民営化に革命的決着をつける時が来た。このような国際連帯闘争の発展と一体で在日・滞日人民の決起もかちとられた。
 われわれ11月集会派は、日本革命を戦取するための今日的総路線として〈戦争・改憲、民営化・労組破壊攻撃との対決〉〈第2次国鉄決戦を基軸とする4大産別決戦〉の路線を打ち立て、国鉄1047名解雇撤回闘争の旗を掲げて11月1万人結集運動を闘った。動労水戸の4波のスト、動労千葉の10・1幕張ストを背景にした10・16JR東日本本社弾劾行動を打ち抜き、11・1労働者集会に攻めのぼった。11・1を、1047名闘争を柱に大失業と戦争・民営化攻撃を撃つ闘いとしてかちとったのだ。
 民主労総・解雇者復職闘争特別委員会副委員長のキムベッキュさんは、「日本の1047名闘争を知り、この熾烈(しれつ)な闘いにこめられた同志たちの血と汗と涙と叫びが伝わってきました。かくも強固に闘う同志たちを確認すると、私たちの難関を突破する闘争意志がこみ上げます」と発言した。ドイツからやって来た労働者は、「動労千葉全学連、三里塚、革共同を知りたいと思って日本に来た」と語った。今や国鉄闘争が、全世界の労働者階級の結集軸になったのだ。
 新たに大挙結集した合同労組も、4大産別の労働者も、1047名闘争を軸に闘うと宣言した。1047名闘争こそ民主党・連合政権への最大の対抗基軸であり、大恐慌下で大失業攻撃を打ち返す階級的水路である。

 大失業の攻撃と闘う最先端

 国鉄分割・民営化を突破口に、労働者派遣法で1千万人を超す労働者が非正規職にされた。そして今また、道州制攻撃で公務員労働者360万人の全員解雇・選別再雇用という究極の民営化=労組破壊攻撃が襲いかかってきている。社保庁1千人解雇、JAL1万3千人解雇の攻撃が進行している。労働者階級の怒りを組織し、組合・職場丸ごと獲得し組織する闘いが切実に問われている。その結集軸は1047名闘争以外にない。
 国労闘争団と動労千葉争議団が4者4団体派の奴隷路線を激しく弾劾した。国労5・27臨大闘争弾圧裁判の11・27判決を前に、5・27闘争と1047名闘争が一体となって闘う地平をかちとった意義は大きい。5850人が「大恐慌をプロレタリア世界革命へ」の路線的闘いとして1047名闘争を位置づけ、その責任勢力として立ったことは決定的だ。
 さらに、全学連が織田陽介委員長を始め10人の指導部を獄中に奪われながら(6日に2学生を奪還した!)、この数年間の最大動員を実現したことは特筆に値する。マル青労同・マル学同の各1000人組織建設は、プロレタリア革命の死活をかけた課題である。

 職場・生産点から10春闘へ

 職場生産点を土台に、体制内勢力との分岐・激突を激しく進め、国鉄1047名解雇撤回闘争をさらに前進させよう。11月27日、国労5・27臨大闘争弾圧裁判の判決公判と報告集会に大結集しよう。有罪判決策動を粉砕しよう。どんな判決にも微動だにしない被告団がいる。あらかじめ勝利しているのだ。
 JR東日本が10月29日に提案した検修業務の全面外注化攻撃を絶対に許すな! これは従来から進めてきた部分的委託ではなく、全支社・全車両センターで一気に全面的に外注化を実施する攻撃だ。職場丸ごとの出向攻撃であり、安全崩壊と団結破壊をもたらす。実施は来年の4月1日。動労千葉と動労水戸の組織破壊を狙い、1047名闘争を解体し、国労の息の根を最後的に止めようとするとんでもない攻撃だ。大決戦に立とう。攻撃の先兵=JR総連・カクマル松崎を許さず、4者4団体派の屈服を打ち破り、絶対反対派の断固たる登場をかちとろう。
 動労千葉物販、NIPPO物販に取り組もう。
 さらに1047名闘争勝利、道州制・民営化阻止の重大な攻防として社保庁解体=1千人首切り粉砕の闘いがある。11・2社保庁行動を引き継ぎ、10年1月1日の日本年金機構設立—1千人解雇粉砕へ全力で闘おう。日本年金機構の設立委員に連合会長の古賀がなっている。しかも連合大会当日の10月8日に設立委員会が開かれ、そこで古賀(代理人が出席)が1千人解雇を承認した。連合大会は社保庁1千人解雇承認大会だったのだ。
 連合は早々と10春闘での「ベア要求見送り」を決めた。10春闘での職場からの総決起へ、体制内勢力を粉砕し闘おう。
 さらに「星野文昭さんを自由に 第2次再審勝利 11・28全国集会」の成功をかちとろう。11月集会が国際的な共感を呼ぶのは獄中35年の星野同志の闘いがあるからだ。星野同志の闘いは世界の労働者の魂を揺さぶる。5850人の大結集をかちとった力で11・28集会の大成功をかちとろう。

 マルクス主義で武装・再武装を

 11・1集会の組織化では、チケット販売、賛同署名、職場ビラ・街頭ビラの枚数など、昨年までをはるかに超えるかつてない手ごたえがあった。1万人結集実現へ全力をあげた。しかし5850人の結集にとどまった。
 この壁を突破する道は何か。何よりもマルクス主義だ。マルクス主義で武装・再武装して闘うことが求められている。機関紙拡大を軸にこの壁を突破しよう。労働運動の実践とマルクス主義の力、工場・経営に網の目のように張りめぐらされた『前進』配布網の建設、この組織的な力をつくり上げる闘いで壁を突破しよう。地区党の全員が細胞をつくり、経営し、指導し、責任を取っていく党の本来的なあり方を闘いとることだ。これを1年365日、通年的に実践しぬこう。
 革共同は25全総で革命党建設の新段階を宣言した。革共同の「綱領草案」の内容で打って出よう。14項目のテーゼを内容豊かに展開することが重要だ。この党建設の新段階の飛躍を闘い取る1年間の総突撃、大運動で来年11月には1万人決起を必ず実現しよう。
 革命党建設にとり11〜12月の死活的な闘いとして冬期一時金カンパ決戦に取り組もう。大恐慌を革命への闘いを訴え、法大「暴処法」弾圧粉砕・8学生年内奪還を真っ向から訴え、冬期カンパ決戦をやり抜こう。