2009年11月16日

交流センターと全学連 国際通りデモと集会“労働者の力で基地撤去を”

週刊『前進』06頁(2416号3面3)(2009/11/16)

交流センターと全学連 国際通りデモと集会
 “〝労働者の力で基地撤去を”

 「国鉄1047名闘争を先頭とする階級的労働運動の前進にこそ沖縄基地撤去の勝利がある」「民主党政権の裏切りへの怒りで県民大会を成功させよう!」
 県民大会前日の日月7日、沖縄労組交流センターを中心に約50人が沖縄県庁前と国際通りで街宣一行動を行った。
 「70年のコザ暴動に参加した」という年輩の女性、「明日の大会は必ず行く。また話そう」と応じた青年労働者、「星野文昭さんの投獄は許せない。協力したい」と話し込んだ人……。署名はふくれあがった。
 その後、国際通りをデモ行進。「県内移設を既定路線とした民主党・連合政権を打倒しよう!」のシュプレヒコールが注目を浴びた。

 沖縄労働運動の新たな前進誓う

 デモの後、沖縄青年会館で労学総決起集会が開かれた。司会の労働者が「訪韓闘争と連帯して闘おう」「動労千葉派として沖縄労働運動の新たな前進を」と呼びかけた。
 沖縄民権の会の座覇光子さんが「沖縄問題は日本全体の問題、世界の問題だ。日本の労働者が沖縄の労働者と連帯することが大事」とあいさつ。
 北部合同労組副委員長の富田晋さんは基調報告で「沖縄は大きな分岐と流動の渦中にある。国鉄1047名解雇撤回闘争こそ、万国の労働者の団結と基地撤去を実現する闘いだ。県外移設を公約した民主党政権は辺野古案を一夜にして容認した。この裏切りは絶対許せない。体制内派から沖縄反戦闘争の旗を取り戻そう。沖縄は革命の火薬庫だ。われわれが火をつける」と訴えた。
 地元の労働者が次々と決意表明した。NTT労組の真喜志康彦さんは「沖縄の世論は70%以上が県外移設だ。民主党政権はこれに真っ向から水をかけた。職場の同僚もみな怒っている」と報告。南部合同一般労組の柿本博人さんは「県民大会の主催者は〝鳩山政権尻押し大会″を目指しているが、沖縄の労働者は許さない。沖縄問題はプロレタリア革命の問題だ。1047名闘争を闘うわれわれこそが先頭に立てる」と訴えた。
 基地労働者は「基地の再編で解雇攻撃が来ている。体制内派の制動を破り、断固たるストで闘うことがカギだ」と強調した。北中城村議の宮城盛光さんは「明日は地域からバス2台で参加する。11・1労働者集会に結集した労働者・学生の力でこの社会を変えられる」と訴えた。
 続いて、相模原市議の西村綾子さん、ス労自主、大阪の白治体労働者、広島労組交流センターの仲間、.坂野陽平全学連委員長代行など、本土の仲間が決意を語った。西村さんは「相模原も基地の街。沖縄のみなさんとともに闘う。神奈川県・松沢知事の発言を許さない」と語った。自治体労働者は「国鉄1047名闘争と沖縄闘争は同じ問題だ。これまでの平和行進は何だったのかという怒りが必ず4大産別決戦で爆発する」とアピール。坂野君は「2学友を奪還した。11・1集会の力だ。安保・沖縄問題は日帝の最大の矛盾だ。ここに日帝打倒の路線がある。労働者学生の力で米軍基地撤去、辺野古移設絶対反対で闘おう」と訴えた。
 「県民大会をわれわれの力で牽引しよう′」と力強いシュプレヒコールで集会を締めくくった。