2009年11月23日

オバマ賛美を吹き飛ばす 被爆地・広島で弾劾のデモ

週刊『前進』06頁(2417号1面3)(2009/11/23)

オバマ賛美を吹き飛ばす
 被爆地・広島で弾劾のデモ

 東京での反戦共同行動の闘いと一体で11月12日、8・6ヒロシマ大行動実行委員会の呼びかけによるオバマ訪日・日米首脳会談弾劾の集会とデモが行われた。
 「オバマはヒロシマに来るな!」「アフガニスタン侵略戦争やめろ!」「普天間県内移設・辺野古新基地建設阻止!」「民主党・連合政権打倒!」——怒りのシュプレヒコールが夜の広島の街に響き渡り、秋葉広島市長、連合、原水禁運動の一部指導部による「オバマジョリティー」なるオバマ賛美・広島訪問要請のキャンペーンを吹き飛ばした。
 午後6時半、動労西日本、広島連帯ユニオン、教労、郵政、自治体など、仕事を終えた広島の労働者たちが職場から原爆ドーム前に続々とかけつけ、学生、百万人署名運動広島連絡会の仲間ら総勢約40人が集まった。11月労働者集会には参加できなかったが、11・1の大高揚を伝える『前進』の写真を見て感動した労働者は初めてのデモだ。さらに、「8・6処分」撤回を闘う広教組組合員の倉澤憲司さんも、広島市内から80㌔以上離れた職場から地域の労働者の仲間とともにかけつけた。
 8・6大行動実行委員会の谷口恭子事務局長が、「ヒロシマは、アフガニスタンで侵略戦争を拡大し、沖縄に米軍基地を押しつけるオバマの訪日と日米首脳会談を許さない」と集会の基調を提起した。さらに、被爆者青年同盟、広島県労組交流センター、全学連などから怒りのアピールが発せられた。
 集会終了後、市街中心部を貫くデモ行進に打って出た。沿道の労働者・市民は、「オバマ・鳩山の戦争会談反対」のビラを次々に受け取り、デモ終了までに用意した500枚全部をまききった。
 ヒロシマをオバマ打倒、民主党・連合政権打倒の階級的拠点へ! 広島の労働者・学生は、体制内勢力と徹底的に対決し、11・1労働者集会が切り開いた国鉄1047名解雇撤回闘争と国際連帯の地平をとことん押し広げて闘いぬく。
 (広島・K)