2009年12月21日

法大弾圧粉砕 地裁前で連日の訴え 広がる共感

週刊『前進』06頁(2421号4面2)(2009/12/21)

法大弾圧粉砕 地裁前で連日の訴え
 ビラと署名で広がる共感

 法大弾圧獄中8学生即時奪還に向けて、全学連と法大弾圧救援会は連日東京地裁前での街頭宣伝に決起している。17日の公判闘争と総決起集会に向けてボルテージは日に日に高まっていった。
 14日は600枚のビラがまかれ、8学生の即時釈放を要求する全国声明の賛同署名数は28筆。15日は800枚のビラがまかれ、署名数は63筆。16日はビラ1000枚、署名は100筆に倍増し、用意した署名用紙が足りなくなるほど怒りと関心が拡大し続けている。
 国労5・27臨大闘争弾圧粉砕闘争で「暴処法」弾圧を打ち砕かれた検事・岡本洋之は追いつめられて、法大当局の弾圧を「学内の浄化運動だ」とわめきちらし始めている。事実も何もない、当局に抗議する学生をただひたすら「不浄」と言い放つ弾圧でしかないことを露骨に表明した。
 この検察の言動に労働者の怒りは天を突くほど燃え上がり、それがまた街宣の高揚へとつながっている。やればやるほど法大弾圧の不正義性が伝わり、それを追認する裁判所への怒りが沸き上がってくる。弾圧と真っ向から闘い抜いている8学生の存在と闘いへの圧倒的共感が広がっている。
 「いつもビラをもらってましたよ」と言って弁護士が署名・カンパに応じたり、裁判所見学に来た中学生グループがみんなで署名に応じるなどの決起が起きている。
 裁判所前はさまざまな党派、勢力が行き交う。党派闘争は街宣隊の意気を高揚させ広範な決起を呼び起こしている。
 大恐慌のまっただ中で団結して闘うことを一言も提起せず、「生存権を保障しろ」と政府や裁判所の救済に依存し、全学連の学生がそれを弾劾したら開き直って「権力と闘わない全労連です」などと言い放つ日本共産党スターリン主義。
 しかし全労連傘下の組合員は法大弾圧に怒り圧倒的な共感を示した。これに比して、戦々恐々としてビラを受け取りながら「この事件は知っているけど署名はしない」などと言って逃げ去る体制内派。5・27裁判7被告の暴処法粉砕の大勝利に意気消沈する松崎被告とそれに群がる塩川一派らに至っては、ただただ逃げ回るだけだった。
 裁判所前行動は、資本、権力、体制内派の腐った野合をぶっ飛ばして、階級の正義を確立する党派闘争の戦場だ。
 体制内派の制動を打ち破るほどに、デタラメな長期勾留、政治弾圧を行う公安警察、検察、そして秋吉、登石両裁判長への怒りはガンガン高まり爆発している。この力を結集し8学生即時奪還へ!! 09年最後の決戦に勝利し、8学生とともに壮大な2010年決戦へ飛び込んでいこう!