2010年1月18日

広島県教委「8・6研修」断念 不当処分撤回へ

週刊『前進』06頁(2423号5面2)(2010/01/18)

県教委、「8・6研修」断念
 広島 不当処分撤回へ追撃を

 広島の教育労働者の8・6処分撤回を求める闘いは、県教委をついに、8月6日当日の研修実施を今後は断念せざるをえないところに追い込んだ。8・6処分とは、8・6ヒロシマ大行動の呼びかけ人の倉澤憲司さんが、昨年8月6日に設定された官制研修(10年研)に参加しなかったとして県教委が戒告処分を発したもの。広教組本部が「(倉澤さんの闘いは)個人の闘い」だとして、処分撤回闘争に一切取り組まない中で、現場組合員の怒りが県教委を揺るがしたのである。以下、「倉澤さんへの『8・6処分』を撤回させる会ニュース」2010年1月号より記事を転載します。(編集局)
 すべてのみなさん! 8・6処分撤回へ決定的な勝利がかちとられました。広島県教委が、官制研修について「8・6には実施しない」ことにしたというのです(12月29日付中国新聞報道)。「8・6」に官制研修を強制したのは不当だったということを自ら認めたということです。
 だったら「処分自体は適正だった」などと悪あがきせず、ただちに倉澤憲司さんへの処分を撤回せよ!
 一人の青年教育労働者・倉澤さんの決起が、あの「反動広島県教委」を追いつめています。もし、倉澤さんが職務命令に従い、処分を黙って受け入れていたら、県教委はますます「8・6つぶし」へ、教育労働者の闘いの弾圧へ向かったでしょう。しかし、倉澤さん一人の決起が、広島と全国の被爆者、労働者、市民の怒りを呼び起こし、ついに県教委に「8・6研修」を断念させたのです。
 倉澤さんの怒りは、官制研修や多忙化、非正規化を強制されている青年教育労働者すべての怒りです。この怒りを団結した力に変え、倉澤さんへの処分を必ず撤回させましょう。闘えば勝てる! 10年春の卒入学式「君が代」不起立の闘いへ攻め上りましょう!