2010年2月 8日

日比谷野音沖縄集会 “鳩山幻想打ち砕こう”

週刊『前進』06頁(2426号4面4)(2010/02/08)

日比谷野音沖縄集会 普天間即時閉鎖を
 “鳩山幻想打ち砕こう”

 1月30日午後、東京・日比谷野外音楽堂で「チェンジ!日米関係/普天間基地はいらない/辺野古・新基地建設を許さない1・30全国集会」が平和フォーラムを中心とする実行委の主催で開かれ、沖縄から100人を超える上京団を迎え、自治体労働者を始め全国から6000人が集まった。集会後銀座デモが行われた。
 全国労組交流センターと沖縄−本土をむすぶ労組連絡会は、「普天間基地即時閉鎖」「辺野古新基地建設阻止」を掲げ、2・13労働者集会を訴えるカラーリーフと署名、動労千葉2・1〜2ストのビラを持って登場し、労働者と圧倒的な合流を実現した。
 全学連の坂野陽平委員長代行、12月に出獄をかちとった法大生がマイクで元気よく訴えた。「闘えば勝てる時代が来ました。動労千葉は反合理化・運転保安確立をかけてストライキに立ち上がります!」「基地はどこにもいらない! 普天間基地を即時閉鎖せよ! 沖縄の怒りと結合し労働者の力で民主党・連合政権を打倒しよう!」。この訴えに労働者たちが足を止め、2・13集会賛同署名に次々と応じた。
 昨年11・8沖縄県民大会に続き、1・24名護市長選挙で基地建設反対の意思が示された直後、平野官房長官は「選挙結果を斟酌(しんしゃく)しなければならない理由はない」と言い放ち、沖縄県民を足蹴にした。これこそ小沢・鳩山政権、民主党の本音だ。
 しかし、この日の集会決議は、「鳩山首相は沖縄県民の痛みを受け止め基地問題の解決を図ろうとしています。これを孤立させることなく、普天間基地返還、辺野古・新基地建設反対、沖縄をはじめとする全国の米軍基地の縮小・撤去に向けより大きな闘いを目指そうではありませんか」と結ばれている。ふざけるな! 労働者人民の怒りの前に追い詰められながら、「ゼロベースで」などと辺野古案を外さないのが鳩山ではないか。資本家階級の政府の頭目・鳩山への幻想をあおることは許せない。労働者の怒りを鳩山の尻押しにねじ曲げるな! 民主党・連合政権への怒りを爆発させ、3、4、5月沖縄闘争の大爆発を!
(T・J)