2010年2月 8日

都革新が新年旗開き 北島区議の提起に熱い共感

週刊『前進』06頁(2426号4面5)(2010/02/08)

都革新が新年旗開き
 “職場の主導権握ろう” 北島区議の提起に熱い共感

 1月31日、杉並区の荻窪タウンセブンで都政を革新する会の旗開きが行われ、96人が参加した。
 司会者の開会あいさつに続き、主催者を代表して北島邦彦杉並区議会議員が2010年の闘いの方針を述べた。
 北島区議はまず、検修・構内業務の全面外注化攻撃と闘う動労千葉のストライキを全力で支援しともに闘うことを呼びかけ、目前に迫った2・13集会への大結集を訴えた。昨年の11月集会の地平を切り開いた法大闘争、国鉄5・27臨大弾圧裁判の勝利、西部ユニオン鈴木コンクリート分会の闘いを示して、労働者が団結して権力・資本と非妥協で闘えば勝利できる時代がきたことを明らかにした。さらに、金権腐敗にまみれ労働者の首切りと戦争・改憲を進める民主党・連合政権を弾劾し、それに連なる社民党の犯罪性を暴いた。
 そして世界大恐慌情勢のもとで国鉄1047名解雇撤回、検修全面外注化阻止の国鉄闘争を基軸に大失業攻撃と闘う労働運動を推し進め、あらゆる職場・地域で主導権を握ろうと提起した。最後に、ファシスト化する山田宏区長の杉並区政と対決して来春の区議選に必ず勝利しようと熱烈に訴えた。大きな拍手がわき起こり、会場の熱気が高まった。
 動労千葉の後藤俊哉特別執行委員と三里塚現地闘争本部の仲間が連帯のあいさつを行った。昨年、資本の激しい分断策動と闘い抜いた鈴木コンクリート工業分会の当該でもある東京西部ユニオン吉本伸行委員長は、「労働者は失うものがない。だから信頼できる仲間がいれば、資本と絶対非和解で明るく闘える。自分たちの力で道は開ける。職場で闘い抜くことで組織を拡大し、職場支配権を獲得することができる。都政を革新する会とともに来春区議選に絶対に勝利する」と力強い決意を述べた。
 さらに「北島邦彦とともに歩む会」は、”杉並丸ごと民営化”との闘いを報告し、山田区政や民主党政権と徹底的に闘うことを決意表明した。
 乾杯が行われた後、法大弾圧と闘う学生が発言に立つと、ひときわ会場が沸いた。学生の闘いを支えた区民が握手を求め、その姿にさらに大きな拍手が巻き起こった。
 沖縄民権の会の座覇光子さん、東京反戦共同行動委の三角忠さん、区内の医療機関、東京西部労組交流センター、介護と福祉を要求する杉並住民の会、杉並・星野文昭さんを救う会などが次々と発言に立ち、闘いの意欲と展望を語った。
 最後に都革新の長谷川英憲代表がまとめの発言に立ち、「今年は青年・学生を獲得する闘いをやろう。そこに私たちの未来がある。あらゆる労働運動の中心に青年が座り、そこに高齢者などの住民が結びついていく。その闘いが社会を変えていく原動力だ」と闘いの方向性を示し、自ら音頭を取って団結ガンバロー三唱で旗開きの成功を締めくくった。
 2・13集会5千人結集、3・20反戦集会から11月労働者集会1万人結集の力で、来年4月杉並区議選での北島勝利へ! 2010年を闘う団結が打ち固められた。
 (東京西部・飯野依子)