2010年2月22日

今春不起立闘争へ団結 広島で教育労働者集会

週刊『前進』06頁(2428号4面2)(2010/02/22)

今春不起立闘争へ団結
 広島で教育労働者集会 “是正指導ぶっとばせ”

 2月11日、「『8・6処分』撤回! 不起立で『是正指導』ぶっとばせ! 職場の団結をとり戻そう! 2・11広島教育労働者集会」が広島市西区民文化センターで開かれ、教育労働者を先頭に70人が集まった。日教組本部と対決して今春不起立を闘う教育労働者と地域の労働者が団結を固める集会となった。
 司会の広教組組合員が、ギリシャで教育労働者を始め公務員50万人がストで闘っていることを報告し「私たちもこういう闘いをやろう」。開会あいさつで、98年是正指導に屈した広教組本部が不起立を放棄した後も不起立を続けている被処分者が「動労千葉のような闘う組合をよみがえらせよう」と訴えた。
 検修外注化阻止決戦を呼びかける動労西日本の大江照己委員長、解雇撤回を闘う社保労組組合員の平口雅明さん、反戦被爆者の会の下田礼子さん、法大弾圧を粉砕して教育民営化と闘う広大生らが連帯アピール。
 四国で初めての不起立処分を受けた香川の教育労働者は、免許更新制反対の闘いや職場の怒りと結びつけて不起立で闘ったことを報告した。
 集会のメインは「8・6処分」と対決し、県教委に「今後8月6日に研修は入れない」と言わせた広教組の倉澤憲司さんのアピールだ。倉澤さんは「本部は『闘っても勝てない』と言うが、私たちは今こそ『闘えば勝てる』と確信を持って言える。不起立で青年労働者の怒りを解き放とう」「是正指導以来12年、屈せずに闘い続けてきたことが、いよいよ大きな力を発揮する時がきた。不起立で是正指導体制を打倒しよう」と呼びかけた。さらに不起立を闘う自分と周りの労働者の間につくられている分断に触れ、「これをつくり出しているのは本部の裏切りだ」と弾劾。「今悩んでいる多くの仲間こそ職場を変え、世の中を変える主体。現場労働者の団結した力だけが世の中を変える」と訴えた。倉澤さんの訴えに、不起立方針を投げ捨てた本部に失望して組合を辞めた初参加の教育労働者、同じく初参加の青年教育労働者も大いに共感。闘う団結は確実に広がっている。
 「8・6処分」を撤回させる会が人事委員会闘争が始まったことを報告。広教組青年部の労働者は「戦争や差別に反対して闘う倉澤君を組合や県教委が差別しているのは許せない。倉澤君とともに闘う」と述べた。同じく広教組青年部の労働者は、県教委が各学校に強制している教職員の相互監視組織「不祥事防止委員会」への加入をきっぱり拒否した職場闘争を報告し、「誇りを持って不起立を闘い、是正指導体制をぶっ飛ばす」と元気に決意を述べた。最後に倉澤さんの音頭で団結ガンバローを行った。