2010年2月22日

2・25 地裁包囲し反動判決粉砕へ 天神峰現闘本部守りぬけ

週刊『前進』06頁(2428号5面1)(2010/02/22)

2・25 地裁包囲し反動判決粉砕へ
 天神峰現闘本部守りぬけ
 団結街道の廃道化許さぬぞ

 三里塚芝山連合空港反対同盟は、2月25日の現闘本部裁判の闘いに全力で結集することを呼びかけている。これにこたえて全国から千葉地裁包囲デモに決起しよう。現闘本部建物の破壊・撤去を狙う反動判決を絶対に粉砕するのだ。
 2月3日午前、天神峰の市東孝雄さん宅に空港会社(NAA)と成田市の職員が同じ車に乗って連れ立って現れ、まるで決定済みのことのように、団結街道を破壊して第3誘導路を建設することを通告した。市東さんはただちに「こんなものは認められるか!」と追い返した。
 やつらが作ってきた計画が現実化したらどうなるのか。これまで市東さんの家と天神峰現闘本部横の南台の畑とは団結街道(市道)によって直線で結ばれていた。それを傍若無人にも全面的に破壊して、軒先に迫る形で第3誘導路が造られる。市が示した畑へたどり着くための「迂回ルート」は、県道をいったん逆方向に延々と進んだ上で20度に近い鋭角を右折し、交通量の多い道を北上し、およそ3倍もの途方もない道のりをたどるというものだ。市東さんの家は空港に囲われ、騒音と排気ガスを恒常的に浴びることになる。
 一農家に対してこの仕打ちは「農業を放棄してさっさと出て行け」という以外の何ものをも意味しない。これが仮にも市の行政がやることか!
 市東さんへの攻撃は現闘本部建物破壊策動と完全に一体だ。団結街道が通れなくなれば、現闘本部にたどり着くことができなくなる。そもそもやつらの図面では本部の建物の存在が完全に抹消されている。
 今や日帝・民主党政権、国交省、NAA、千葉地裁、成田市ら自治体が結託して、農地強奪、現闘本部破壊に乗り出してきたことがはっきりした。だが同時に、成田空港と日帝の航空政策が没落と破綻の一途をたどっている。三里塚闘争44年の不屈の闘いが今日の大恐慌情勢とあいまって、敵を抜き差しならない危機に追い込んだ。仲戸川裁判長のあらゆる違法・非法・脱法の手口を繰り出す訴訟指揮にも、敵のあせりは明らかだ。
 労農連帯のきずなをより強固に打ち固め、現闘本部裁判決戦に駆けつけよう。2・25で千葉市中心部を「現闘本部破壊許すな!」の声で埋め尽くし、千葉地裁に攻め上ろう。団結街道廃道化を徹底的に粉砕し、その力で3・28三里塚全国集会の大爆発をかちとろう。