2010年3月 8日

市議会闘争 成田市長にヤジと怒号 反対同盟を先頭に

週刊『前進』06頁(2430号4面2)(2010/03/08)

市議会闘争
 成田市長にヤジと怒号
 反対同盟を先頭に徹底追及

 天神峰現闘本部判決で仮執行宣言を粉砕した翌日の2月26日、三里塚芝山連合空港反対同盟は団結街道廃道化絶対反対の決意も固く、成田市議会傍聴闘争に決起した。市議会では、足立満智子議員が団結街道の廃道議案の撤回を求めて小泉市長らを徹底追及した。
 反対同盟は、北原鉱治事務局長、市東孝雄さん、萩原進事務局次長を先頭に傍聴、議場はヤジと怒号に包まれ、審議がしばしば中断し、議長が休憩を宣言せざるをえない事態に追い込んだ。
 足立議員は「(廃道にしても)農家に支障はない」という市長の暴言を追及した。団結街道は農家にとって必要不可欠な生活道路であり道路法や民法にも違反していると指摘。新誘導路は農地や家屋を空港内に囲い込むもので農家には絶対に容認できないと弾劾した。
 これに対して市当局はしゃくし定規な官僚答弁に終始した。思わず市東さんが「俺がそこに住んでいるんだぞ」と猛然と抗議。小泉市長は「新聞にのった言葉はそのとおり」と開き直り、議場は弾劾の嵐となった。議長の声も聞き取れない。審議不能となった議長が休憩を宣言した。その後、議長が傍聴者の退場を通告したが誰も退席せず逆に徹底弾劾され、そのまま質疑を再開した。
 足立議員は、袋路囲繞地(いにょうち)通行権の問題や、新誘導路の申請もない状況での廃道計画の不当性について追及を強めた。市当局はまともな答弁は何一つできず立ち往生する始末だ。
 成田市議会は3月16日の議会最終日に廃道の議決を狙う。絶対粉砕だ。成田市・市長・市議会に弾劾の嵐を徹底的にたたきつけ、3・28全国集会に総決起してこの暴挙を必ず打ち砕く。どんな闘いをもってしても廃道化を阻止する決意を彼らに突きつけよう。

 市長へ抗議文を

 ①市東さんの生活権、営農権を奪う団結街道の廃道は絶対に許さない。②白紙撤回せよ。③われわれは絶対に粉砕する。——白紙撤回を要求する弾劾文を労働組合、大衆団体、集会などで決議して小泉市長の机に1千通、1万通の山を築くほど集中させよう。