2010年3月22日

日就寮で労学集会

週刊『前進』06頁(2432号5面2)(2010/03/22)

日就寮で労学集会
 “絶対反対を貫き闘うぞ”

 3月14日、東北大学日就寮の敷地で「東北大学の学生寮食堂廃止に反対する3・14日就寮大行動」が行われた。70人を超える学生・労働者が地域・全国から結集した。3月31日をもって寮食堂を廃止し、食堂で働いている炊フさんを解雇する攻撃に怒りの反撃をたたきつけた。
 冒頭、日就寮委員長の石田真弓君が基調を提起した。「大学当局は3年前、寮生とはなんの話し合いもなしに食堂廃止を一方的に通達してきた。これは寮自治破壊であり、廃寮攻撃と一体だ。さらに、炊フさんの雇用をも奪うということだ。日就寮は絶対反対で最後まで闘う」
 東北大学学生自治会、文化部サークル協議会に続き、全国学寮の仲間、労学共闘を築いてきた全金本山労組や地域の労働者も連帯アピールを行った。法大文化連盟や動労千葉などからのメッセージも紹介され、3・4全学連訪米闘争で結合したバークレー・ストライキ委員会からの連帯メッセージなどが読み上げられた。
 遠方から駆けつけた寮生OBは、「愛すべき食堂の廃止にみんな怒っている。今日は参加できない人からも署名を託されてきた。これが日就寮の団結だ。OBもともに闘う」と訴えた。
 クライマックスは日就寮生の発言だ。「今回の集会はスタートだ。7年住んできたが最近になって、闘っていけば立ち上がってくる人は必ず出てくることが分かった。一番の力は敵への怒りだ。現場に立って闘おう!」
 さらに食堂廃止により職場を奪われようとしている炊フさんからも感動的な訴えがなされ、解雇を絶対に許さないと参加者全員が決意した。
 最後に集会決議を全体で確認し、寮歌を唱和して八木山デモに打って出た。1時間のデモは地域住民の注目と応援を受け戦闘的に闘われた。
 大行動に向けて、13日には仙台市内で街頭宣伝を行った。大恐慌と大失業の中で、圧倒的注目が集まった。青年・学生の反応が特徴的で、署名に応じた高校生は「受験は来年で志望校は違うけれども、寮がなかったら進学できない。賛同します」と切実に訴えてきた。教育の民営化粉砕で闘いを拡大し、食堂廃止を阻止しよう!
 (東北大・S)