2010年5月 3日

5・18裁判員制度廃止集会へ 制度にとどめを!

週刊『前進』10頁(2438号4面2)(2010/05/03)

5・18裁判員制度廃止集会へ
 制度にとどめを! 改憲を粉砕しよう

 5月18日(火)午後6時30分から、東京・日比谷公会堂で「裁判員制度にとどめを!全国集会」が開かれる。主催は「裁判員制度はいらない!大運動」。
 最高裁やマスコミは必死に「順調にいっている」とキャンペーンしている。しかし、実施から1年で早くも完全に破綻しているのが実情である。圧倒的多数の労働者人民が、この「現代の徴兵制」の正体を見抜き、拒否をたたきつけている。呼び出しを受けても裁判所に行かない人、回答も出さない人が続出している。裁判所は出頭に応じない人から過料10万円の取り立ても執行できない状況だ。裁判員制度廃止の大運動がここまで追い込んだのだ。
 このぼろぼろになった裁判員制度を一挙につぶそうというのが5・18全国集会だ。
 この日はまた、憲法改悪のための「国民投票法」が施行される日だ。民主党政権は改憲政権だ。日帝は帝国主義の危機の時代の生き残りをかけて、9条改憲を中心とする攻撃で、戦争と反動の支配体制をつくろうとしている。そのための国民投票法の施行だ。
 裁判員制度にとどめを刺し、改憲と戦争の攻撃をうち破るために5・18集会を成功させよう。
 集会では、各界から多彩な方々の発言が予定されている。集会のメインとなる講演を「憲法違反の裁判員制度」と題して斎藤文男さん(九州大学名誉教授・憲法学)が行う。福島貴和さん(善光寺玄証院住職)、蛭子能収さん(漫画家)、崔洋一さん(映画監督)、裁判員候補者、元裁判官の皆さんのアピールが予定されている。また、各地で裁判員制度廃止の運動を進めている皆さんの報告も予定されている。
 「大運動」の呼びかけにこたえて、日比谷公会堂を埋め尽くす大結集を実現しよう。
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 裁判員制度にとどめを! 5・18全国集会
 ■講演 「憲法違反の裁判員制度」 斎藤文男さん(九州大学名誉教授)
 5月18日(火)午後6時半
 東京・日比谷公会堂
 主催 裁判員制度はいらない!大運動