2010年5月 3日

「転び公妨」で不当逮捕 4・28に奪還

週刊『前進』10頁(2438号6面3)(2010/05/03)

「転び公妨」で不当逮捕 4・28に奪還
 前進社本社捜索を弾劾する

 4月28日、14日に「転び公妨」でデッチあげ逮捕されたA同志を奪還した。大勝利である。
 警視庁公安部は「ゴミの出し方でお話を」などと近隣の住民を装ってA同志の家に来た。A同志が玄関のドアを開けるや、警視庁公安刑事・奥宏樹は、自分で勝手に転び、「公務執行妨害だ」と叫んで、A同志を逮捕した。そして、逮捕後、10年も前のゲリラ事件の容疑で、A同志に立ち会いもさせず、十数人の警察官がA同志の自宅を捜索した。
 警視庁公安部は、A同志を逮捕し自宅の強制捜索をするために計画的に襲撃したのだ。破廉恥にもほどがある。22日には前進社の家宅捜索を強行した。断じて許し難い。
 この弾圧は、国鉄1047名闘争の「政治解決案」に動労千葉と国労共闘が断固として反対し、国鉄闘争の新たな大運動への前進を開始したことに焦りにかられてかけてきたものだ。さらには沖縄闘争の爆発、4・23法大闘争の爆発への恐怖以外の何ものでもない。
 A同志は、連日の卑劣な取り調べを怒りの完黙・非転向闘争で粉砕した。裁判所前では、同志たちがデッチあげ逮捕・勾留を弾劾するビラをまいて、労働者人民に訴えた。
 勾留延長決定に対する準抗告が認められ、公安刑事や検察官をトコトン追い詰めた。こうして、28日の奪還をかちとったのだ。国家権力のあらゆる弾圧を打ち破り、鳩山政権を打倒しよう。