闘いは進む青年の職場から 自治体 「絶対反対」の旗立て2・2橋下打倒集会へ

週刊『前進』06頁(2616号02面04)(2014/01/20)


 闘いは進む青年の職場から
 自治体 「絶対反対」の旗立て2・2橋下打倒集会へ
 関西 志川隆一


 2・2橋下打倒集会は都知事選挙決戦そのものです。大阪市では今、強労働で病気に追い込まれた労働者や、障害者枠で雇用した労働者、多忙化の中でミスをした労働者などに「不良職員」のレッテルを貼り、「指導研修」送りにして分限免職に追い込もうとしています。すべての責任は当局にあるんじゃないのか!
 しかし体制内労働運動は「勤怠の実績を基にしているから問題ない」とし、労働者の生首を差し出そうというのです。
 この体制内労組幹部と、都知事選で「脱原発」を突然言い始めた細川元首相や「公契約条例」「過労死防止条例」を掲げる宇都宮候補はまったく同じです。「公契約条例」とは民営化・外注化を推進する条例だ。「過労死防止条例」とは過労死しない程度に徹底的にこき使う条例だ。「制度を改良すればなんとかなる」と労働者の怒りに冷や水を浴びせ団結を解体するあり方が青年を殺してきたのだ!
 大阪市においても、体制内労組推薦の平松前市長こそが、最初の大量解雇を斎場で強行し、停職の最長期間を3カ月から1年に延ばしました。そうやって橋下市長の民営化・外注化攻撃、「タバコ1本で数カ月の停職」という重処分化、指導研修による解雇攻撃を準備したのです。
 体制内労組をのりこえるには「資本主義は労働者を生きさせることはできない。労働者の団結を拡大してゼネストで闘い革命する以外にない」と全労働者の前にはっきりさせることが必要です。団結を組織する力とは、経験や能力の問題でもない。新自由主義のもとではどこまでいっても低賃金、非正規職化、解雇の現実しか待っていない。労働者自身が時代認識をつかみ、この現実を直視した時、資本や体制内派のどんな弾圧をものりこえて、団結を組織して闘う。そのことを徹底的に信頼することです。その中で職場のあらゆる攻防を「すべての責任は資本にある」とはっきりさせた時、反合理化・運転保安闘争が現場労働者の中から生み出されます。
 大阪市で決起を開始した労働者の多くが、仲間の自殺を経験し、あるいは自らが死のふちに立たされたところから出発し、体制内労組幹部の弾圧の中で、絶対反対の闘いの旗を必死で握り締めようとしています。韓国の労働歌「ストライキ歌」の中にも「散れば死ぬ 揺らいでもわれらは死ぬ ひとつになってわれらは進む 勝利のその日まで」という歌詞があります。絶対反対で闘う方針こそ、本当に労働者を組織できるのです。
 2・2集会は、現場労働者が次々と組織者として名乗りを上げています。14年決戦の爆発は、橋下打倒闘争の中にはっきりと見えています! 民主労総ゼネスト―都知事選決戦―2・2橋下打倒集会をひとつに闘い、14春闘―国鉄最高裁決戦の大爆発をかちとろう!
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