星野さん解放2・9渋谷デモへ② 都知事選で1千万と結合を

週刊『前進』06頁(2617号06面03)(2014/01/27)


 星野さん解放2・9渋谷デモへ②
 都知事選で1千万と結合を


 東京都知事選は、危機と崩壊を深める日帝・新自由主義と極右・超反動の安倍政権を打ち倒す一大階級決戦となった。「1千万人の怒りでアベを打倒しよう」という鈴木たつお弁護士の立候補は現代革命への新たな挑戦そのものだ。国鉄・反原発・改憲阻止・星野奪還を巨万人民とともに闘い、革命に向かっての大道を切り開いていこ。

 カイロ不許可、年賀状文言制限

 新自由主義の破綻と絶望的凶暴化の中で、星野文昭同志は激化する徳島刑務所の攻撃と不屈に闘いぬいている。
 昨年12月11日、徳島刑務所に対し、星野同志の家族、全国労組交流センター、星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議が、「寒さ対策」を取るように申し入れた。徳島刑務所は冬期には零下にもなるが舎房には暖房がない上、湯たんぽも使えない。「寒さは『拷問』だ。暖房を入れ、湯たんぽとポケットカイロの使用、外套(がいとう)の着用を認めろ」と強く要求した。しかし、当局は「予算がない」と拒否した。ポケットカイロを購入できることになっているにもかかわらず、「特に必要のある者にしか認めない」と星野同志には購入を許可していない。受刑者の健康や生活を一顧だにしない刑務所を断じて許さない。
 また、徳島刑務所は年賀状に書く文言について、刑務所が決めた定型文しか認めないという新たな攻撃をかけてきた。星野暁子さんが抗議すると、庶務課長は「今年から年賀状を10通出せるようにした。検閲を簡素化するために定められた文章から選ぶ方式にした」と言い放った。受刑者の人間的権利を奪う許しがたい攻撃だ。
 だが、星野同志には闘う労働者や支援者から団結を求めて300通を超える年賀状が届いている。
 1月、面会室に「動植物の持ち込みを禁止する」という掲示が出された。『愛と革命』には、花束と一緒に持ってきたスモモをかじる暁子さんに、星野同志が「暁子が何かを食べるのを見たのは初めてだ」と語ったという暁子さんの詩が載っている。これに驚いた国家権力が、花束も面会室に持ち込ませない攻撃をかけてきたのである。
 39年に及び非転向を貫く星野同志の闘いが労働者階級の怒りと結び付き、日帝・新自由主義を破綻させている。日帝・徳島刑務所はこれに心底恐怖し、非人間的な獄中処遇を星野同志に強いているのだ。しかし、これらの攻撃を打ち破る闘いが次々と起こっている。

 「いわて救う会」が26番目に結成

 1月18日に「いわて星野さんを救う会」が、全国26番目の救援会として堂々の結成をかちとった。19日には、動労水戸の第32回定期大会で「国鉄決戦の勝利で、無実の星野文昭さんを取り戻す決議」が組合員全員の熱い決意であげられた。
 星野再審弁護団長の鈴木たつお弁護士が東京都知事選に立候補したことは決定的だ。鈴木候補は、①戦争させない②被ばくさせない③貧困・過労死ゆるさない④だからオリンピックはやらない、に続き⑤弾圧とたたかう、として「獄中39年、無実の政治犯、星野文昭さんを取り戻しましょう」と訴えている。
 この訴えは選挙公報で1300万都民に、主要駅頭での演説で全都民に届けられている。星野同志の無実と獄中39年の非転向の闘いが、衝撃とともに感動と国家権力への怒りを圧倒的に生み出している。超低賃金・長時間労働で過労死と隣り合わせの非正規雇用につき落とされた青年の心をわしづかみにしている。
 1千万人の怒りと結合し、安倍政権を打倒する都知事選は星野闘争そのものでもある。総力で闘い、全証拠開示大運動を媒介に星野闘争を巨万人民の運動へ大飛躍させよう。国家権力との激突に勝利し、星野同志を奪還しよう。2・9全証拠開示・星野さん解放の渋谷デモに立とう。
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 2・9星野さん解放・渋谷大デモ

 2月9日(日)午後2時 集会
 午後3時20分 デモ出発
 代々木公園けやき並木集合
 共催 全国労組交流センター/星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議
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