福島大 工藤副学長が意気消沈 反原発への弾圧に抗議

週刊『前進』08頁(2618号07面02)(2014/02/03)


 福島大 工藤副学長が意気消沈
 反原発への弾圧に抗議

(写真 福島大生がキャンパスの真ん中でアピール、弾圧に対する抗議の申し入れを行った【1月20日 福島大学】)
 福島大学当局はこの間、原発反対の活動をする学生に度重なる弾圧をかけてきました。当該学生を呼び出し、それでも活動をやめなければ、「いついつの集会に参加していた」「活動をやめるよう説得してくれないか」と親に密告していました。福大当局こそ、福島の中から原発絶対反対の運動を分断する最悪の役割を担っています。
 私たちは1月20日、福島大学で抗議の申し入れ行動を行いました。
 最初に、弾圧を受けている福大生がキャンパスの真ん中に登場してアピール。続いて応援に駆けつけてくれた東北大学学生自治会、京都大生がアピールしました。少し離れた所から学生が鈴なりになって注目しています。抗議行動のすぐ目の前で鍋をつつく学生、ギターを弾いて歌う学生、ビラを受け取りにくる学生、「君たちのやり方には賛同できないけど、趣旨には賛同している」と声をかけてくる教授。キャンパスは一気に解放空間となりました。
 工藤考幾(こうき)副学長を先頭に学生課職員たちが妨害しに来ましたが、まったく迫力がありません。「恫喝なんてしていない。学生の活動を否定していない。中核派と一緒でなければ活動していい」「親に通告することは教育の一環。今日のことも報告する」と言う工藤を弾劾すると、「とにかくもうやめなさい......」とどんどん力がなくなっていきます。
 福大生が①当該福大生への謝罪、②「反原発を語った団体に注意」なる看板の撤去、③清水修二教授の県民健康管理調査検討委員会からの辞退――を求める申入書を読み上げ、工藤副学長と今井学生課長に受け取らせました。しかし工藤は「回答はしない」「中核派から離れたらいくらでも話を聞いてあげよう」というふざけた対応です。東北大学学生自治会の申入書は受け取りすら拒否しました。
 学生を管理の対象としてしか見ず、革命への決起におびえる福大当局の姿があらわになりましたが、これを打ち破る行動としても、3・11反原発福島行動への前哨戦としても大成功しました。私たちは都知事選を福島の闘いそのものとして闘い、3・11の成功に向けてがんばる決意です。
 (福島大学 A)

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